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開けてはいけないエフェクター

こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

道路の雪はすっかり溶けていい感じ、このまま春かと思いきや今朝、どっさり雪が積もっていました。

なんなの。

昔、バイクででかけてお店で用事をすまして、外出たら雪景色だった日のことを思い出しました。

北海道、恐るべし。

「スイッチング奏法を足でやる」

今回は、前回の Haunting Mids の続きにしようと思ったのですが、ちょっとおかしなエフェクター ( ? ) を仕入れたのと、それがやはりおかしかったので先にこちらを。

またまた JHS Pedals (どんだけハマってるのか…)、STUTTER SWITCH です。

コレですね。

サイズも様子がおかしいのですが、ミニサイズのワウと比較してもまだ小さい。

コレ、どういうモノかと言いますと、踏んでる間だけ音が出ないというモノです。

いわゆるミュートスイッチの類ではあるんですがちょっと異色なモノ。

エフェクターじゃないじゃんね、と言われるとそれまでなんですが、自らの発想をエフェクターにするペダル、とでも言いましょうか。

いや、できるかもしれないペダル…かな。

そんなブッ飛んだアイディアから生まれたモノなんじゃないかと、勝手に想像しています。

効果が近い、と言うかまんまなんですが、スイッチング奏法ってありますよね。

レスポールなど、ボリュームが2つあるギターの片っぽをゼロにして、音伸ばしてトグルスイッチをカキカキやると音がバ、バ、バ、バ、バ、ってなるアレです。

キルスイッチが付いているギターも同じ効果を得られますが、それのペダル版なんですね。

いるか、それ?とか言わないでくださいね。わかってます、わかってますよ。

でも、コレを商品化してしまうところが JHS Pedals の真骨頂なんじゃないかと。

遊び心というか、悪ふざけというか、妙なノリというか。

こういう発想持ってるブランドってなかなかないんじゃないかと思います。

だからこそ本来のエフェクターがおもしろい。んー、エフェクターメーカーに対して本来ってのも変ですが。

「よく考えたら◯◯でもできる!?」

トグルスイッチでカキカキやってる姿ってのは音の切れる効果もあって「なんだアレ!?かっこいい!!」ってなると思うんです。見てる側は。

その効果を得るためにこのスイッチを足で高速でやるわけですよ。

「なんだアイツ!?動き変!!」ですよね、多分。見てる側は。

ヤバイじゃないですか。この誰が買うんだ感…。他でやらないから先にやってやった感、というか。売れなくてもいい、それでもどこよりも先に出すんだ感…。

こういう部分に共感というか、魅力を感じてしまうんですよね、私の場合。

そしてちょっと回路を知っている人なら、本体ケースの他に必要なパーツ数なんてわかっちゃいますよね。

見えてる部分で全部ですよ。見えてないのは配線材だけです。

ちなみに販売価格は ¥ 6,912 (税込) です。パーツの値段なんかじゃなくて、この発想にお金を払うんです。

スイッチング奏法の代用以外での使用するシチュエーションを考えてみました。

スタジオで演奏中に話しかけられた時、パッと踏んで会話が終わったらパッと離す。

チューナーを ON にしても同じ、っていうか踏みっぱじゃない分、チューナーの方が便利ですね。

テレキャスターなど、ワンボリュームのギターでスイッチング奏法しなきゃいけない時はまさに Stutter Switch の出番なんですが、書いてて今気づきましたよ。

… コレ、チューナーでもできるじゃん、と。

チューナーに勝っている部分、高速で (がんばれば) できる点、電源を必要としない点。

#開けてはいけない #マジックボックス #私は好きです

じ、次回は Haunting Mids の効果的な使い方をご紹介したいと思います!

■根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザインはこちら

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