札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
ここ最近は子どもとソリすべりによく行っています。モエレ沼公園の巨大な山の頂上から滑り落ちるのが過激に楽しいこの季節。登りきるのがまず大変ですが、天気いい時は景色もすんごいんですよね。季節問わずナイス。おすすめです。
さて、今回はボード製作後のエフェクター追加の例です。追加後の様子がこちらですね。
DEATH BY AUDIO / FUZZ WAR が追加になっております。
以前の姿がこちらで、
前回の製作時から「FUZZ WAR が気になるんですよね」ということをお聞きしておりましたので、いずれ追加になりそう…と思っておりましたところ、かなり短いスパンでご連絡をいただき追加、となりました。
FUZZ はとくにですが接続位置で大きく変わりますので一緒にスタジオに行って実際に音出しをして決めました。
このスタジオというのがですね、うちから車で迷わなければ5分で到着、と激しく近くて便利なのですが、毎回危ういんですよね。道順が。
帰りは大丈夫なのですが、行きが毎回(私には)難しい、4回しか曲がらないのに方向音痴っぷりを発揮する、そんなところにあります。そういう場所ってないですかね?あ、え、ないですか、そうですか…。
まぁそれはいいとして、スタジオではライブで実際に使う音量で接続位置を確認していくわけですね。
FUZZの場合は頭にあった方がいいのか、エフェクターの後段でどうなるか、それによって組み込み方も変わってきますので、実際に弾いていただいて数回入れ換えてチェック、という感じです。
で、この「スタジオで実際に使う音量で確認しませんか?」という提案。
最初は「それはちょっと悪いです」と遠慮される方もいらっしゃいますが、せっかくのエフェクターボード製作、使う方が一番ベストな状態で作りたい、というのがあります。
接続順がすでに決まっている場合は良いのですが、ちょっと迷っている、という場合はぜひともご利用いただければと思います。
私としては数ある相性を実際に経験させていただく、というところもあったり、お好みの傾向を直接知れる機会にもなりますので、基本無料です。ご本人様のスタジオ代のみ、です。
余談がすごいですが、結果、後段でOK、となりました。
頭で接続時、後段で接続時、前段のエフェクターON時の組み合わせ、諸々比較しての接続位置決定となっています。
One Control / Chameleon Tail Loop MK II のループ、5番が空いていますのでそこに追加、5番はセパレートループですので、OUT から IN 5 までの短いパッチも合わせて製作させていただきました。スイッチャーの最終出力は OUT 5 に変更になりますので、そこからのパッチケーブルも製作、完成という流れです。
話が前後しますが、入れ換えご依頼の場合の一番最初の確認事項は「入るか否か」です。その次に電源ですね、パワーサプライに空きがあるか。そして接続順が決まればあとは入れるのみ、となります。
右から
左から
今回は追加にあたってフットスイッチの位置変更もありました。
BOSS / FS-7 ですね。これもですね、位置はここになりますと、事前に寸法図をお送りしてOKです、となっておりましたが、寸法図は平面で見ると当然、平面でしかありません。
BOSS / FS-7、実機のスイッチ部分はABの上下差がわりと大きいモノですので、横置きの場合、左側が低い、右側が低い、でだいぶ操作感が変わります。
どっちがいいですか?ということもスタジオで実際に踏んでいただいて確認していただきました。
普段、メールでのやりとりで行っている部分も実際の踏み方、ご使用方法を目にすると、おぉ、なるほど、と思うこともたくさんあるんですよね。こういう経験も後のご依頼に生きる情報となりますので本当にありがたいなーと思っております。
ということで、今回は allure のギタリスト、しおたに様のエフェクターボードでした。いつもありがとうございます。
ご依頼いただき本当にありがとうございました。
過去製作は Instagram に載せていますのでチェックしていただけると嬉しいです。
→Instagramはこちら
★おまけ★
モエレ沼公園の山、山頂から。出だしが激しく急で途中が見えません。
反対側は野球場でなんか美味しそうになっています。