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チューナー・フロム・アメリカ

こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザイン、根尾・フロム・ジャパンです。

高校生の頃に観に行ったライブ以来、私の中でエバーグリーンな日本のバンドがあるんですが、そのバンドはボーカル&ギター、ウッドベース、スタンディングドラムという編成で。

ドラムのキックペダルがライブ中に壊れて、一時中断となったんですが、その間にじゃあっていきなりボーカル&ギター、ウッドベースだけでブルームーンケンタッキーだったと思うんですが、予定外の曲を演りだしたんですよね。

その対処、超スマート、マジ感動、マジかっけーって思ったんですが、二人で演奏している

その曲の途中でキックペダルが直って、最後の方はドラムも入っての演奏となって本当にシビれました。

感動の鳥肌も極限までいくと涙が出ることを知る、というくらいのシビれ具合です。

バンドっていいな、っていう思いはその時の体験が影響している気がします。

それはそれはかっこよくて好きで、私が上京してからも渋谷のタワレコでそのバンドの CD を買ってましたが、今現在のように iPhone も SNS もないインターネットもまだまだの時代、

主な情報源は音楽雑誌と CD ショップにある発売スケジュールだったんですよね。

この頃、早稲田のミハルさんには本当にお世話になりました。なつかしい。

時は流れ、数年前札幌の楽器店で働いていたある日のこと、あの時のボーカル&ギターの方がご来店され、ご本人様から今現在(当時)の活動について教えていただくということがありました。

この時もシビれました。速攻 CD 買いに走りましたからね。

そんな私のバンドヒーローの方が今はソロで活動されているのを最近 SNS で知り、今現在、 AKIRA WILSON、聴きに聴きまくっています。やっぱエバーグリーンですよ。

10代の頃から洋楽ばっか聴いてきましたが、この方が創る音楽は本当に好きです。

で、今回はサポートメンバーのギターの方にもびっくりで。

この方のお兄さんと昔よくハーレーでいろんなとこ行って遊んでもらってたことがあって、長い時間を生きているといろいろ繋がってくるんだなぁとびっくりしてからのしみじみです。

練習してもどうしても弾けなかったところが、毎日続けているとある日突然弾けるようになる瞬間のような、同じことを長く続けているとたまにスペシャルな出来事が起きることってあると思うんですよね。

それが私の場合は楽器で。やめてたら山脇くんと再会することもなく、ここで書いてる今もないんだな。

バンドや楽器演奏って本当にいいと思います。そう思わせてくれる音楽ももちろん。

でもそれだけじゃなくて他の趣味もあると練習に行き詰まった時に救いになると思います。

けん玉とかね。あ、それは私か。

終わったらまた新たな気持ちで楽器練習に臨める何か、コレ練習とセットかと!

はい、ということでまたもアメリカから届きました。今回はコレです。

pedaltrain / SST – SPACE SAVING TUNER というモノです。

やや宇宙的でスペーシーな名前ですが、チューナーですね。

本体の長さ約 10cm、横幅約 2cm と激しくスリム、極めてスレンダーなチューナーなんですね。

ただし、極端にスリムゆえに入出力端子、DC 端子が特殊です。

接続するとこんな感じになります。

「気になる設置感」

毎回ここで抜き差しとなると、よほどしっかり抑えて負荷がかからないようにしないとだいぶ危険な早期断線のにおいがしますので、ボード組み込みの場合は本体もケーブル類も完全にうまいことボードに固定して、一番最初ではなく途中にコレをかませないと厳しいかも、という印象です。

「気になるサイズ感」

tc electronic / polytune clip が背伸び…、かどうかはわかりませんがマックス開いてほぼ同じ長さ。マックス開くこともそうないんですが。

このサイズはある意味魅力です。

電池より細身のボディですので当然 DC 駆動のみなんですが、438Hz から 445Hz までのヘルツ調節も可能、と仕様はなかなかのアレです。

レゴでいうとミニフィグ二人分とほぼ同じサイズです。

ミニフィグの方は左上から時計回りでレニー、ジェニー、ベニー、ケニーですね。

「気になる使用感」

音に対する反応自体は悪くないのですが、チューニングの反応はけっこうカクカク動く感じです。

ペグを回して音が変わっていく動き、ミィーン、ミン、ミャーン(ジャスト)に対しての光り方はカクン、カク、カックン!(ジャスト)って感じ、気になるカクカク感、伝わりますかね?

tc electronic / polytune の LED がヌラ~っとした暗さと明るさでスムーズに変わるあの細かな動きに慣れていると、カクカク具合はけっこう気になってしまいます。

でも、チューナー本体の横から出るプラグ分の幅をなくす、これは過去にない斬新な発想でのスペース節約方法だと思うんですよね。

エフェクターに接続するプラグ、スイッチクラフトのフラット L でも1つ約 1cm。

設置するにあたってペダル本体以外に約 2cm 必要になるわけです。

通常の L だと1つ約 1.6cm、設置には約 3.2cm のスペースが最低でも必要なんですが、コレは本体だけで 2cm ですからね。

エフェクターの DC 端子はペダルの上にあったり横にあったりと様々で、タイトなボードにしたい時はここがネックになったりすることもあるんですが、このチューナーは入出力、DC端子全部をいったんは上に流せるってのもすごいと思います。

ミリ単位でボードに収まる、収まらないという時は高さで差をつけて互い違いにしたりしてきましたが、こういう選択肢もアリかな、と思う今日この頃です。

■根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザインはこちら

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