ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
以前、メルマガ用に写真だけ撮っておいた画像をパソコンの中から探していたのですが、遡っても遡っても見つからず。
4年前の今時期まで遡ったところで懐かしい画像が出てきたので、今回はソレをご紹介したいと思います。
コレですね。
MY MINIMUMと名付けて製作していたモノです。
普段は組み込むエフェクターのサイズを全部書き出して、ノート上で並べてレイアウトを決めています。
ボードのサイズが決まったら、実際に並べてDCケーブルの取り回し、最後にパッチケーブルを
製作して完成、という感じなんですが、コレは違います。
まずはDCケーブルをペダルに接続して、パッチケーブル製作です。
DC端子の位置と飛び出し具合がなかなかアレで、パッチケーブル優先で作ってしまうと、いざ詰めたら詰めれない、という現象が起こることがあります。
DCケーブルは、接続した状態で端子からの出っ張りを避けるようにパッチケーブルのプラグ向きと流れをみて製作すると、「これでもか!」ってほどにギチギチに詰めることができます。
コンパクトでもパッチケーブルがちょっと長めになる傾向がなくもない、そんなマイミニマムです。
DCケーブルの取り回しとパッチケーブル製作が終わると通常完成なんですが、マイミニマムはここからが始まりです。
パッチケーブルのプラグ同士が触れない位置まで詰めたら、全体の寸法を測ります。
その寸法でアクリル板を切り出すので、完全にエフェクターが並んだサイズになります。
そこで仮固定してDCケーブルを裏に逃がす穴を開けて、裏に貼り付けたパワーサプライに接続し、取り回しを固定して完成、といった感じです。
自宅用としてアンプの上にちょこんと置けるサイズでもあり、ギターケースのポケットに入るサイズでもある。
ライブの帰り道に「極めて楽に移動したい」と歩きながら思いついたモノでした。色々考えられるので歩くっていいですよね。
アクリル板の下はゴムの棒で足を作るのですが、状況によっては完全に固定したり、マジックテープで取り外せるようにして、ケースのポケット内でスイッチへかかる負担を多少は軽減できるんじゃないかと試行錯誤していました。
こんな感じですね。
完全に製作時のエフェクターサイズになるので、同じメーカーの同じ筐体で、DC端子の位置も同じじゃないと入れ替えがちょっと厳しい、、、という自由度が低いのが難点なんですよね。
で、pedal trainのnano+が出た時に、そっちの方がいいかなと思って最近ではコンパクトならnano+、となっていましたが、実はこんなのも製作しているのでした。