先日、洗った包丁を所定の位置である台所下の扉の裏に戻そうとしたところ、チャイルドロックの存在を忘れてて、扉がちょっとしか開かず。
あっ!と思った時には左手中指がスッパリ…。慣れって怖いですね。その二時間後にバンドのリハって日の出来事でした。リハの日に限って…。
こんにちわ、たまにケガするヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
スッパリいくと案外くっつくのも早いもので、今は大丈夫になりました。マジ焦ったー。
さて、長らくそのままだったデモボードの電源部分に変更を加えて、バンドで鳴らした時はどうなるかを試してきましたので今回はそんなお話です。
新しくなったデモボードはこちらですね。
パワーサプライの変更前がこちらです。
変更前のパワーサプライはFREE THE TONE / PT-1Dでした。
パワーサプライ上部のコンセント口には、左から
・FREE THE TONE / PT-1D(パワーサプライ)のACアダプター
・strymon / TIMELINE(ディレイ)のACアダプター
・FREE THE TONE / ARC-53M(スイッチャー)のACアダプター
側面のコンセント口には
・strymon / FLINT(リバーブ)のACアダプター
合計、4つのACアダプターを使用してました。
FREE THE TONE/PT-1Dには300mAのハイカレント端子が2つありますが、「strymon製品は接続せず、必ず専用アダプターを使用するように」とメーカーサイトに記載があります。
FLINTなど消費電流300mA以下のペダルは動かなくはないのですが、ノイズがのっちゃうんですよね。
strymonの純正ACアダプターはサイズ的に入らないので、今は残念ながら生産完了になってしまったACアダプター、FREE THE TONE / CUBY FA-9を2つ使用していたわけです。
これはとても小さくて便利だったのですが、strymon / TIMELINEで長時間使用するとそこそこの熱を持つんです。ここが少し気になりはしつつも問題はなかったので、そのままに。
漠然となんかいい方法ないかなー、と思っていました。
そこで、以前のメルマガでも書いたスタック式パワーサプライ、strymon / Zuma R300の下にOjai R30を忍ばせてDC端子を10口確保。
strymonのZuma R300、Ojai R30ともに9V、12V、18Vと切り替えられるDC端子がついています。
ただし、供給電流が下記のように変化します。
・9V = 500mA
・12V = 375mA
・18V = 250mA
スイッチャーの電源は12V、消費電流は約400mAで、strymonのサプライを12Vで使用する場合は375mAになってしまうので微妙に足りていません。
が、メーカーサイトの消費電流「約400mA」。「約」の記載。
わずかに足りてはいませんが、本体の電源を入れた時の起動スピードも変化なし。
ノイズが増えることもなければ、バンクの切り替えが遅くなることもなし。
MIDIエフェクターへの信号、切り替えスピードも影響なし。
ということで、重量はさほど変わらずですが、この手の大きなボードでもACアダプターなし、パワーサプライのみで組むことも可能です。
デモボードをよく見てみると、電源が必要なエフェクターが11個あります。
サプライは10口。1個足りないって時に活躍してくれるのがtc electronic / polytuneなんです。
ミニにはない機能ですが、polytuneから1個、他のエフェクターに電源供給できるんですよね。ナイスです。