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スイッチャーの接続4【実践編】

ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

昨日の札幌の夜は天気予報には出ていなかったとんでもない豪雨とカミナリがビッキビキで、わりと近くに落ちたっぽい音がして激しかったです。

これがキャンプ中だったら「サバイバル感マジヤバイ、キャンプっぽくなってきた…」と妙なマゾっ気出てくるところでしょうが、あいにく家でした。

さて、今回はセパレートループを使用した実際の接続例をご紹介します。

現在、最新製作のこちらのボードです。

接続順はこんな感じになっています。

スイッチャーの基本接続

スイッチャーに接続するエフェクターは、

・S=SENDはエフェクターの INPUT に接続
・R=RETURNはエフェクターの OUTPUT と接続

おくってよってかえってくる。 送って、寄って、帰って来る、をイメージすると分かりやすいと思います。

じゅんじめぎゃくゆる。 今はまったく関係ありませんが、ネック反りの直し方の暗号です。 順反りは締める(時計回り)、 逆反りは緩める(反時計回り)、 もうずいぶん昔になってしまいましたが、若かった頃はこんな風に記憶していました。

セパレートループ

最初の製作から追加と入れ替えが数回あり、現在はこうなりました。

最初はループの5番を使用しておらず、いつでも追加できるようにスペースを空けたボードでしたが、今やビタビタ。

図の色付きの玉の数字がエフェクターのかかる順番ですね。

以前ワウが入っていたため、ループ5が最初に来る接続方法になっています。 現在はなるべく最初に来てほしい、ピッチシフターになりました。

ループ5を一度出てコンプレッサーを経由して再びスイッチャーに入っています。 ここに挟めることで、後ろに続くループ 1~4 のエフェクター前でコンプがかけられる、という位置になっています。

余談ですが、xotic / Ep-booster もこの位置に挟めることが多いです。 前段ブースト派、イコライザー的に使う場合はここですね。

スイッチャーを出てからは

ディレイとリバーブはスイッチャーの外で、直列でアンプへ向かいます。

スイッチャーの外にいたらプログラムできないんじゃないか?と見せかけていますが、この二機種はMIDI対応ペダルなので、MIDIケーブルで繋ぐことで瞬時にプログラムしたパッチを呼び出せるという恐ろしいシステムです。

設定は多少色々ありますが、そこを乗り越えるとあとは演奏に集中できる!という本当に便利な仕組みになっています。

9個のペダルをスイッチャーで自由に操れるボード。これが全部直列だとON/OFFも音質も大変ですからね。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

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