札幌のヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
昨年、水木しげる展を見に行ってから度々訪れる妖怪ブームが自分の中で著しく再燃しています。新たに知ったことを含んであらためて読んでみるとやっぱりおもしろいですね。水木先生最高。
はい、今回はプラグの一部製作方法についてです。
一般的なシールドのプラグは、頻繁に抜き挿しするのでガッチリとツメで挟みこむのですが、毎度おなじみエフェクターボードの中で主に使っているプラグはコレです。
ツメがないんですよね。
なぜかと言うと、6Φ前後の一般的なシールドではプラグのネジを締めていくと自然と挟み込まれて固定される仕組みなわけです。ツメいらず。
ですが、私のところではエフェクターボード内で使用するパッチケーブルは主に4Φ。一般的なシードよりも細いため、同じように挟み込んで固定というわけにはいかないわけです。
そんなわけで中のハンダのつけ方で負荷がかかっても、トラブルが起きにくいように製作してきたわけですが、、、
頻繁に入れ替えもしたいところで、このプラグを使いたい、いや使わざるを得ないスペースしかないという時、より強固でタフな固定方法はないもんかな、と地味に考えておりました。
で、昨年色々試したところ「コレなら強度増すな」ってのがコレです。
ブッシュをかます、ですね。
4Φのパッチケーブルにブッシュを通して6Φもどきにしてプラグのネジで締める。ブッシュが潰れて増し締め効果あり、といったものです。不意にかかってしまう負荷をさらにガードする感じです。
実は以前、スイッチャーに使用するショートのSプラグでもこのブッシュを使用して製作したことがあります。
製作時に長さを調整して現物に合わせて流れをつくるので同じと言っちゃ同じなのですが、ケーブルがプラグの穴の同じところから綺麗に流れ出るのでわずかに見栄えが良くなる、という誰にも言わない満足感を一人楽しんでおりました。(書いてしまうとダサい)
右:何もないところから突如表れ出る黒いケーブルもミステリアスで良いものですが
左:ここですよーというガイド的なモノの中心からにょきっと出てくるのもアリかなと
まぁ、言わないのでまず気づかれない部分ですねw
これはケースバイケースだったりもしますが、こんな感じで製作しております。