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VOODOO LAB / PEDAL POWER 2 PLUS の SAG 機能について

札幌のエフェクターボード製作専門店、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

年明け最初のキャンプは同じ場所に行くのですが、山の上だからかすさまじい暴風で。こういうもんだと思っていましたが、今回はほぼ無風で激しくラッキーでした。

さて、今回は前回のエフェクターボード製作例のパワーサプライの追記、VOODOO LAB / PEDAL POWER 2 PLUS の『SAG』 機能について少し書いてみたいと思います。

SAGは2つ

VOODOO LAB / PEDAL POWER 2 PLUSは8つのDC供給口があります。このうちの2つにSAG機能がついている、というものですね。SAG機能を使用するかどうかはパワーサプライ本体の底側にあるDIPスイッチで決めます。

そもそもSAGとは何かと言いますと、通常9V固定供給のところ、DC端子の上についている小さなつまみで9V~4Vの間を調整できるようにする、というモノです。

何が目的かと言いますと電池の消耗具合をシミュレートする、というものなんですね。電池が減った状態でナイスな音になる、というエフェクター向けの仕様になっています。

主にファズ、または歪み系ですね。デジタル系で使用するのはNGです。

実測値で毎回悩む

パワーサプライの表記は9Vでも実測値を測ると地味に違いがあります。同じメーカー、同じ品番のモノでも個体によって差があります。

ただ平均でこれくらい、というのは共通しているのでアタリ、ハズレということを言いたいのではありません。

あんまり公表するのもよくない気もしますのでざっくりといきますが海外製のは 9.20~9.30V前後、各端子でこの間の数値がバラバラに混ざっています。個人的にはここらの数値が万能と感じています。

日本製で全端子9.57Vできっかり揃って出てるのもありました。

0.30Vほどの差ではありますが、内部昇圧(9V供給で18V駆動)するエフェクターとは相性が悪い場合があります。明らかにブーミーになっちゃう、そんな感じです。

安価なパワーサプライは9V表記でも実測では9V切ってたりで値段の差はそんなところにもあります。

そんな差のあるパワーサプライですが、ここでSAGのお話に戻ります。

実測値の例

下記数値は一例ですが、これまで見てきたものはSAG / ON時、MAXでも9.12Vでした。

■ SAG / OFF 時 : 9.22V
■ SAG / ON 時 : 3.97V~8.93V

ON時のMAXがOFF時の値と変わらなければ悩むことなくONにしてバリエーションもたせるのですが、そうじゃないので悩むわけです。

電圧低めで本領発揮するエフェクターの場合はいいと思うんです。

下げる方で調整する、コントロールしたいというスタイルです。

ここはお好みが分かれるところですので私はこう思う、というひとつの意見です。

つまみMAX時でも9Vを切ってしまうようになると、9.22Vの音にはならないんです。歪みエフェクターは実音でチェックするのですが、個人的には9.22Vの方が本領発揮していると感じるエフェクターが多いため、SAGはOFFで組み込みしています。

ファズの入ったボード製作のご依頼がうちは少ない、とも言えるのですが。

各エフェクターに合った実測値の位置で

電圧が高ければいい音、というわけではなくエフェクターに合った数値で供給するのが良いと考えているため、実測値を測ってコレはココ、アレはソコと接続端子を決めているわけですが、トータルで見ると万能なのは9.20~9.30V前後なんですよね。

昇圧系があってもデジタル系があってもマッチする端子があるちょうど良さ、と言いますか。

なのでVOODOO LAB、strymonがマジナイス、と。

あ、言っちゃった。

★おまけ★

今回は写真が少ないので冒頭のキャンプ場での様子を一枚。道南はキャンプ場のオープンが早いので毎年最初はここに来ています。

お酒(パワーサプライ)ってくくりは一緒でも種類やアルコール度数(電圧)は人(エフェクター)によって合う合わないがありますよね。

9Vまで対応のエフェクターに18V供給したら壊れてしまことがあるように、飲めないニンゲンに無理に飲ませちゃダメだと思います。若干無理矢理ですが、私はこう思っています。

■ HNEBD 地獄通信 -お知らせ- ■

★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを  「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。

★ 過去製作は Instagram に載せていますのでチェックしていただけると嬉しいです。
→Instagramはこちら

『全都道府県に製作実績を』を今後の目標にしておりますので、日本全国よりご相談、製作のご依頼、心よりお待ちしております。フォローしていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いいたします。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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