ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
スイッチャーの接続方法について、先週の続きになります。今回はちょっと変わり種接続というか、セパレートループを入力セレクター、出力セレクターとして使用する方法です。
セパレートループを入力セレクターとして使用します。IN-5、R-5 にそれぞれギター(またはベース)を接続します。
ループ内のエフェクターは4つまでになりますが、LOOP 5 のスイッチを切り替えることで接続した2本のギターを切り替えることができます。
シールドを差し変えることなく瞬時に切替えられるのでかなり便利です。
他にも、チェックしたい機材をループに入れてシングルとハムバッカーのギターで試すなど、時間短縮にもなります。
セパレートループ部分を出力セレクターとして使用します。
ギター は HTS IN (またはIN) から接続しループの1~4を通り、OUT から一度出て IN-5 に入ります。
S-5、OUT-5 からそれぞれアンプへ接続します。
入力セレクターと同じくループ内のエフェクターは4つまでとなりますが、LOOP 5 のスイッチを切り替えることで2台のアンプを切替えることができます。
真空管アンプ、トランジスタアンプ、エフェクターとの相性や効き具合を確認したい時にかなり便利です。
セパレートループを使用するには OUT- 5から HTS IN、またはOUT から IN-5 とスイッチャーからスイッチャーへ繋ぐパッチケーブルが1本必要にはなりますが、色んなシチュエーションに対応できるのでその価値はあります。
実際のボード製作依頼では今回のようなケースは今のところありませんが、製作途中のチェックではこんな感じで試してます。
本当に色々できるので、便利な世の中になりました。