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RAT、それはボードの組込みを拒否するかのような裏面

ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

そこそこ近所に熊が出た、というニュースで朝からびっくりしました。近所で鹿は出たことがありましたが、東区に熊は初耳です。

そのちょっと後、これまたそこそこ近場で全裸にマスク男出没!という謎のニュース。なんなの?

はい、今回はすでに世にあるモノなので、とくに販売したりってモノではないのですが、ボード製作時にRATがあったらひっそりと作っているモノをご紹介したいと思います。

こちらです。

proco / RAT をボードに安定して組み込めるようにする板、です。

カオスな裏面

ボードに固定する際に困るエフェクターの中でもトップクラスの proco / RAT

RATに限らずですが、まず困るのは大きいゴム足が付いているペダルです。

この手のペダルはゴム足を外してもネジの長さの問題できちんと閉まりきらなくなったり、閉まりきってもネジの頭がポコッと飛び出したり、まるでマジックテープでボードに固定されることを拒否してくるような仕様です。

さらに筐体からやや飛び出た電池のフタ、そのフタを固定するネジはさらに飛び出ているダブルコンボ。

床置き単体使用であればなんら困ることはないのですが、ボードに固定する場合、これらは組み込みを拒否するかのような尖ったアプローチとしか言いようがありません。

以前は部分的に硬質スポンジやゴムのかさ上げで対応したりもしていましたが、貼り付ける位置や面積の問題でやや安定感に欠けるのが難点。

ということでひっそりと製作しているのがコレです。

素材はMDF材です。これをRATの裏面サイズにカットしてネジ穴部分にまずは穴、ネジの頭が飛び出ないように穴周りをちょっとザグって塗装して完成です。

電池交換時のフタとそれを固定するネジは外した方が密着性は高まりますが、エフェクターボードは永遠にそのままの姿ってわけではない気がしております。

ボードから外して元の姿に戻そう、となった時に「フタとネジどこいった?」ってなるのはアレだなー、と思いフタとネジはそのままの状態でいられるようネジの頭部分にも穴、ゴム足だけを外した状態で装着可能にしています。

電池交換時のフタ分、やや厚みが出ているので、ネジを締めすぎるとMDF材はしなってしまいます。

しならない程度に締める、RATの場合はこの感じで筐体との密着感に問題はありません。

マジックテープも裏面が平なエフェクターと同様に貼れるようになります。

と、私は安定感のあるボードを作りたい人間なわけですが、このRATには固定なんかまっぴらごめんだぜっていう見えない部分、裏面の様子にロックを感じてかなり好きです。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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