こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
異常に寒いですね。ずいぶん昔、晴れた二月に雪が少なく道路も出てたのでバイクに乗ってみたことがあるんですが、寒いを通り越して痛かったのを覚えています。
風があたる足がイバラのトゲトゲの中に突っ込んでるような感覚の痛み。
どういうわけか、途中で猛烈に吹雪いてくることが多く早々にUターンしてました。
雪どけ前に道路状況車で下見してから、すぐに戻ってバイク乗ってたあの頃、若かった (笑)
さて、若いと言えば数年前の楽器店スタッフ時代、女子高生から「ファズってありますか?」というお問い合わせが増えた時期がありました。
女子高生が「ファズ」というワードを発するのもびっくり。
なんでだろう?と考えていたところに、「この音なんですが、どれで出ますか?」って音源聴かせてくれるお客様でなるほど、判明。Superfly でした。
当時はもっとも定番の BIG MUFF π がよく売れていました。
コレ、2000年初期の MADE IN NYC, USA と書かれた復刻モデルは、木箱に入ってて入荷の度になんと立派なエフェクターなんだろうと感動したものです。
ノブも今のと全然違いましたしね。
で、今回は歴代 BIG MUFF を再現した奇抜なモデルのご紹介です。
歴代の 5 種類にオリジナルを加えた合計 6 種類のファズを一台に。
こういうカタチのは過去になかったと思います。
こんなイカしたペダルを作るのは、以前の記事、Little Black Amp Box のあのメーカー、JHS PEDALS です!
コレです。マフレッタ、ネーミングもデザインもナイスですね。
ここのペダルは、メーカーロゴとモデル名がエフェクターの表面じゃなくて本体の側面にあるという斬新さ。キテますね。
右下のつまみが歴代モデルを選択するつまみになっています。
左から、
・シヴィルウォー
・ロシアン
・パイ
・トライアングル
・ラムズヘッド
・JHS
オリジナルとまったく同じとは言えませんが、それぞれ特徴あるサウンドはファズのカタログのようでもあります。
一通りのモデルをギターを変えて試してみましたが、シングルコイル、ハムバッカー、ギターを変えてもどれかは必ずハマるファズがある、という印象です。
現在、オリジナルが組み込み依頼で手元にあるものもありましたが、やはりその雰囲気とは異なるものでした。
とは言ってもマフレッタ、とても使いやすいモデルだと思います。
私、ラモーンズのトリビュート盤が好きなんですが、マフレッタもそんな感じに思いました。
曲は同じでもレッチリが演ればモロレッチリになってしまう、これは新しい解釈を入れた JHS モードであり、
グリーンデイのちょっとスマートで洗練された感じはオリジナルの荒々しさを使いやすくした感じのラムズヘッドだったり、
雰囲気をさほど変えていない KISS バージョンはこれはこれでアリだな、と思うシヴィルウォーだったり。
総じてこれはアリ!と感じるエフェクターでした。
ちなみにコレを頭につないで使うとその後ろにいる歪み系はブースターとしてまったく機能せず、同時にONにするとローファイ・コモリマシーンのようになりますが、オーバードライブ系のブースターはマフレッタの前につないでブーストしてあげると激烈ファズにもなりました。
JHSモードはとにかく元気で極太、見事な BIG MUFF トリビュートですね。
中身はこんな感じです。電池は使えません。
マフレッタっていうのはニューオーリンズの具材いろいろなサンドイッチ的なモノらしいですね。
なのでこのデザイン、他とは違うこの感じ、とてもナイスです。