ブログコンテンツ

かさ上げと内寸の高さ

ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

虫さされって怖いですね。右耳がはれあがって厚みが増しています。毎年、毎年、すぐ虫にさされる。

さて、今回は最近のお問い合わせからピックアップしてみました。

Q : アルモアとパルス、どっちのボードにしたら良いですか?
A : 組み方で変わってきます。

定番メーカーの違い

まず違う点です。

アルモアは、Cが付く品番のはボード面がカーフレザーという素材で、NBがつく品番のは外側と同じ素材です。

いずれにしてもエフェクターを固定するには、マジックテープのメスを張らなければいけません。

パルスは、EC品番はボード面がフレンチパイルという素材になっていて、最初からかなり強力なマジックテープ・メスの役割を果たしてくれます。

値段の差はありますが、安いエフェクターボードの固定感とは別物です。

アルモアは、マジックテープをエフェクター部分にだけ張ってボード底面のルックスを出すもよし、はたまた全面に張って自由に移動させられるボードにするもよし、、、という選択肢がありますが、パルスは最初から全面移動可です。

どちらも良いエフェクターボードですが、ボードを組む上でネックになる大きな違いは内寸の高さです。

アルモアは比較的新しい巨大サイズを除いて、Cがつく品番の内部の高さは9cmです。

NBがつく品番のは多少厚みがありますが、ボード面が斜めっているので奥の方では9cmを切ります。

その点、パルスは内部の高さが10cmあります。

たかが1cmの差?となると思いますが、この1cmが必要な分までかさ上げできるかできないかにかかっています。本当です。

スイッチャーありでかさ上げして詰めないと、奥行きが足りなくなるような場合にはパルスをおすすめしています。というか、パルスじゃないと収まらないんですよね。

ボードを組む時、かさ上げをして詰める場合はとくに高さがネックになるので、内寸の高さはもーーーのすごく重要です。

外側から見るとわずかな厚みの違いなんですが、ボード底側の作りも違うので見た目の印象は結構変わりますね。

左:パルス 右:アルモア

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

関連記事

  1. エフェクターボード、アルモアにサイズオーダー
  2. MIDI の基本設定 (後編)
  3. 夏、一歩手前のエフェクターボード
  4. 【strymon TIMELINE】多機能マシンの良いところ
  5. 市販のボードを使わない!ボードからの製作
  6. シンプルなエフェクトボード
  7. 最近の製作例、入換編 – pedaltrain / …
  8. 【パワーサプライ】アナログとデジタル

最近の記事

PAGE TOP