ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
先日、久々にキャンプに行きました。家 to 野営場、どこにも寄らず、人にも会わないように空いている野営場で快適でした。
が、あいかわらず虫に刺されまくり、今回は刺された虫が妙に多彩で、後日現れる刺された跡のバリエーションが豊富でまいります。自然が深いと虫も元気。今時期はバッタが巨大で新鮮でした。
さて今回はMXR / sugar driveについて、書いていこうと思います。「sugar drive」で検索するとfunk ojisan の動画が一番最初に出てきたので見てみました。
ケンケンさんの食いつきのなさがすさまじく、実際にお会いしたことはないのでアレなんですが、私こういう人は信用できる人だな、と勝手に思っています(笑)
で、私はと言うとこのsugar drive、けっこう好きです。
CENTAURをMXR流に解釈、というペダルですが、だいたいのソレ系って3万オーバー、またはその近辺からなイメージありますけどこちらは定価で¥15,400(税込)。この感じが逆に怪しいと言うか、実際どうなの?って考えが先にくるような価格設定です。なぜか水色だし。
昨今のエフェクター、こと歪み系の中ではハンドメイドではないにしろかなり安い部類に入るのではないでしょうか。その昔、歪み系は空間系より安いもの、その頃のお値段を彷彿とさせるそんななつかしさもあるお値段ですね。
で、このサイズ、この価格で、この音。同価格帯のモノと比較しても音質、使い勝手含め、個人的には大いにアリだと思います。
より現代的、と書かれているのを目にしますが、たしかにそうだと思います。
・軽量コンパクトなミニサイズ
ボード組み込み時、微妙なスキマにもう一個入りそう、いや入れたい。そんな時でもなんとかなりそうなスリムサイズ。あるのとないのじゃ全然違う実用的な内容です。
・バッファード、トゥルーバイパス切り替え可能
使用状況、欲しい音に合わせて切り替えが可能な選択肢のある仕様。値段が安いからよくない部分を見つけて納得したいわけではないのですが、もうちょっと切り替えしやすいスイッチだといいなーと思います。
・昇圧回路搭載
電源はセンターマイナス9V供給です。ですが、実際は内部昇圧駆動。内部昇圧回路で余裕のあるヘッドルーム、とはよく書かれているものですが、
ようはVOL、TONE、DRIVE、どれも効きが良く、変化の幅が広いのが特長です。少ないつまみでも幅広いサウンドメイキングが可能、ということですね。
つまみの効きが良いペダルですし、単体でもけっこう歪みますのでメインの歪みとしてもアリですし、前段、後段を問わないブースターとしてももちろん、使用用途はかなり広いペダルだと思います。
音のキャラクターとして、元気にしゃっきり前に出てくるのは弾きやすく、気持ちの良い音でメリットだと思いますが、その反面、このキャラクターがやや強めな気もします。
調味料としてさりげなく上品にかかるというよりも、存在感はなかなかあるな、という具合ですね。
あとはなんでこの色なのかなーというところが気になります。限定だったブラウンはいかにもそれっぽいのでそれはそれとして、シュガーなのに水色って。
まぁ、赤系だとKTRとかぶるし、黄色いオーバードライブはたくさんあるし、緑だともう別物に見えるので青系、ってとこなんでしょうか。白だったらあぁ、シュガーねって納得はできるんですけどね。
ボードの彩り役も兼ねたメタリックライトブルー、新しさはあるかも。(そんなに新製品ではない)
でもこれ最初の一台としてもいいんじゃないでしょうか。いろんな意味で長く使えるエフェクターだと思います。
■おまけ
年中、ビリビリするくらい冷たい川。気温34度越えでしたがギンギンに冷えていました。