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PULSE / EC06、マルチエフェクターが中心の製作例

札幌のエフェクターボード製作専門店、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

地震のニュース、驚きました。早く日常が戻るように祈っております。個人的にもいろいろで今年はお正月気分はありませんでしたが自分にできることをやっていくしかありませんのでがんばっていきます。

昨年の製作例となります。北海道のA様のエフェクターボードを製作させていただきました。ご依頼、本当にありがとうございました。

BOSS / GT-1000を中心としたシンプルなエフェクターボードです。ご自宅での宅録用、ギター/ベースともに使用、という仕様になっております。

GTシリーズと言えば1996年、私がまだ高校生の頃に初号期のBOSS / GT-5が発売されました。

その後にGT-3が発売され、色味はパッと見同じなのに質感は違うっていうのはその数年後、楽器店に勤めた時に知りました。地味にBD-2 / Blues Driverも同じく青系と黄系だな、となんとなく思ったり。

当時、ゆくゆくはGT-10000とかになんのかもね、みたいに話していたものですが、一桁から桁は変われど1000番台、…すごい進化です。やや話が逸れました、それでは本題へどうぞ。

ギター/ベース兼用のエフェクターボード

現代のマルチエフェクターの最高峰のひとつ、BOSS / GT-1000 はギターのみならずベースにも使用できます。

ベースの時にさらにバリエーションをもたせるため、GT-1000のセンド/リターンにはプリアンプ、aguilar / TONE HAMMER がセットされています。画面上で使用する、しない、接続位置の変更が可能です。恐ろしい進化ですね。

今回は主に宅録用としてご使用、とのことでしたのでGT-1000からはステレオ出力になっております。

両サイドのようす

パワーサプライは FREE THE TONE / PT-5D、ここの電源ひとつですべて電源供給しております。セッティング時間を短縮できる、というのはエフェクターボードのメリットのひとつです。

BOSS / GT-1000は9V/1200mA供給ですので付属のACアダプターを使用。ここは品番的に近いGT-1000COREの9V/670mAと異なる部分ですね。

aguilar / TONE HAMMERは18V駆動のため純正ACアダプターを使用。

背の低いパワーサプライ、内寸の高さがあるパルスのエフェクターボードでもGT-1000のストレートなコンセントは挿した状態だとフタに干渉してしまうため、合わせてどちらもローリングタップを使用し寝かせました。

背面からのようす

ジャンクションボックスは元々はLimetone Audio / JCB-4SMの予定でしたが在庫状況と納期の都合上、JCB-4S-Flatに変更になりました。

本来、エフェクターの下にひく設計になっている薄い仕様のため、Limetone Audioさんの設計的にはちょっと申し訳ないなと思いつつも接続の都合上、かさ上げしております。(ごめんなさい)

接続順について

ジャンクションボックス、irodoriで補正、GT-1000がメイン、TONE HAMMER はセンド&リターンにいますので実質、ひとつコンパクトエフェクターを挟んだシンプルな直列接続といった感じです。

#1. Limetone Audio / JCB-4S-Flat / Input

↓ switchcraft / Flat L – Flat L : 26cm

#2. Limetone Audio / irodori

↓ switchcraft / Flat L – Short S : 56cm

#3. BOSS / GT-1000 / INPUT

・SEND1 : switchcraft / Short S – Flat L : 51cm

#S&R : aguilar / TONE HAMMER

・RETURN 1 : switchcraft / Flat L – Short S : 59cm

・OUTPUT L/MONO

↓ switchcraft / Short S – Flat L : 25cm

#4. #1. Limetone Audio / JCB-4S-Flat / Thru 1

・OUTPUT R

↓ switchcraft / Short S – Flat L : 26cm

#4. #1. Limetone Audio / JCB-4S-Flat / Thru 2

Total. 243cm

ご感想をいただけました

from 北海道のA様

「製作にあたってのやりとりは、丁寧にこちらの質問に答えてくださったので安心してボード製作をお願いできたと感じました。また、エフェクターボードの使い心地は、トラブルがまったく無いので音づくりや演奏が楽しいです。」

製作のご依頼、本当にありがとうございました!

と、こんな感じで製作しております。エフェクターボード組み込みご検討中の日本の皆さま、お気軽にご相談、お問い合わせいただければ幸いです。

お問い合わせはこちら
hellneareffectboarddesign@gmail.com

よろしくお願いいたします。

■ HNEBD 地獄通信 -お知らせ- ■

★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。

 

★ 過去製作は Instagram に載せていますのでチェックしていただけると嬉しいです。
→Instagramはこちら

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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