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エフェクターの入れ替えが決まっている場合

札幌ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

今回は事前のお問い合わせが多い、ボードを組んだ後の入れ替えについてです。前もって「ここはアレとコレで入れ替えることがある」というオーダーの時はどうしているのかというお話です。

どっちもいけるようにする

エフェクターボードの製作は、組み込むエフェクターがすべて決まってから開始となります。

使ってるうちに「変更したい」となった時はお持ち込みいただいてます。バンドやっている方は多めですね。

・そのままいける場合
・パッチケーブルの長さを変更する場合
・DCケーブルの取り回しが変更になる場合

など様々ですが、もう1つ。

あらかじめここは入れ替える可能性がある、というケースです。そんな時は両方お預かりして、どっちでもいける長さとDCケーブルの取り回しで製作することがあります。

ほぼ同条件の時

ちょうど良い写真が過去の製作にありました。

ボードはすべて同じで、1ヶ所歪みのところを4機種に対応できる取り回しになっています。これはもうアレとコレとソレとコレですね。

#1. MAD PROFESSOR / Sweet Honey Overdrive

#2. tanabe.tv / 禅駆動

正確な筐体サイズは若干異なりますが、ほぼ一緒です。

インプット、アウトプット、DC端子の位置がほぼ同じ場合は、単純な入れ替えだけで問題ありません。

DC端子の位置が異なる時

#3. Xotic Effects / RC-Booster SH

続いてこちらも正確な筐体サイズは異なりますが、ほぼ一緒です。インプット、アウトプットはほぼ同じ位置ですが、DC端子はエフェクターの上側にあるんですよね。

この時のためにDCケーブルはあらかじめ長めに動かせるように固定しています。

遊び過ぎず、短過ぎず、長過ぎず、な感じの長さで固定です。

なにもかも違う時

#4. proco / RAT 2

筐体サイズ、インプット、アウトプット、DC端子の位置も異なります。

この4機種の中で入出力が一番遠くなるので、ここに合わせつつ他の3機種との兼ね合いも見てパッチケーブルを製作します。

長過ぎないけど短過ぎない、プラグの向きで微調整ができる範囲というか、、、遊び過ぎない長さで製作します。

で、もう一度同じ写真でアレですが、こちらです。

パッチケーブルの逃し方は、「くるっとまわす」ですね。上からひょいっとくるっと回しています。

ギチギチタイトなボードの入れ替えは見てのとおりのスペースなので、少しでもやりやすいように、幅はRAT、長さはMADのかさ上げ台を設置しています。歪み系のステージですね。

と、こんな感じで製作しております。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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