札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
ハンダ作業するにはいい季節になってきました。スルスル溶けますが、ちょっと今年は暑過ぎるんじゃないか札幌。
さて、今回もパッチケーブルを作る時にあると便利な道具をご紹介してみたいと思います。
なんてことないモノなのですが、綺麗な仕上がりにはかかせず、格段に時間短縮にもなる。「もうひとつの手」と言っても私的には過言ではないモノです。
こちらですね、ミニバイスです。ナイスな色とサイズ感が絶妙!
ミニバイス。ちっちゃい万力みたいなもんですかね。
その昔、そもそも万力が欲しかったのですが、パッチ作る時にそこまでデカくて重いってのは必要ないなーってのと工具箱に入る持ち運びできるのが欲しく、ホームセンターをフラフラ徘徊してる時にコレを発見しました。
レバーみたいのがついていますが、コレですね、下げると底部のゴムがシュッとなって吸盤的な感じでなんと接地面に張り付きます。
が、この機能を私はまったく使いません。
理由はそこまでガチガチに固定する必要がないのと、作業用のまな板みたいなのの上でやってるわけですが木には密着せず、くっつかないんですよね。
で、使う時はこんな感じです。
よびハンダをする時はケーブルを軽くはさんで立て気味にします。ネジを回して軽く挟めて固定する程度で。
挟まってた?とケーブルが気づかない程度の微妙な締め具合で大丈夫です。
ミニバイスでいじるのは銀色のネジ部分、ここだけです。わずかに開いてわずかに閉じる。
けっこう長いこと使っていますがガチガチにハードに挟むモノもないので壊れる気配がありません。
で、なぜ立ててやるかと言いますと、ハンダごてをあてた線があったまってハンダをあてるとハンダが溶ける、溶けたハンダは重力的なアレで下にいきますから、スルスルスルーっといった感じで自然に流れていきます。
はんだごてをあてる、ハンダをあてる、はんだごてとハンダをスライドさせていくっていう作業がすごい速く、楽に綺麗に仕上がるんですよね。
無駄なくと言うより、必要最低限の量で充分ハンダがなじむ、というイメージですね。速過ぎず、遅過ぎず、あて過ぎず、あてな過ぎず。
はんだごてをあてる、ハンダをあてる、溶けたらスライド、ほんの少し待って離す。
これを文書で説明するのは難しいですが、まぁそんな感じです。
はんだごてとハンダを動かす際は浮遊感のあるスライド、というのが僕のテーマというかコツなんですが、なおさらわかりませんね(笑)
はんだごて作業は立てて角度をつけてあげると綺麗に仕上げられますよ、というお話でした。