ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
鉄のフライパンが順調に育ってきていい感じです。まったくくっつかず、テロンテロン。
さて、札幌でも本当に暑い週がありましたが、そんな中ひっそりとひきこもって(だいたいいつも)新しいデモボードを作っていました。
こんな感じです。
これまで入れ替えがある、いずれでてくるかもしれない、というケースがほとんどでしたので、マジックテープ(メス)はボード全面に貼っておりましたが、完全にエフェクターは現メンバーで固定!という時、こんな方法でも製作が可能です。
当然、入れ替えできないことはないのですが、その都度部分的にマジックテープ(メス)の張り替えが必要になる可能性大です。
で、夏かな、ということもあり今回は見える部分になるので、昔から気になっていたボード面のみ、ライトブルーでオーダーしてみました。レイアウト図、接続順はこんな感じです。
実機を並べて色味を合わせるのにstrymon / FAVORITEとFLINTが位置入れ替わっています。
エフェクターボードはいつものアルモアです。ボード面のみの交換ができ、ボード面が傾斜になっているタイプです。(末尾がNB品番「PS-2NB」)
同じPS-2シリーズでもPS-2Cはボードの横が塀と言うか、フチがありますが、それに沿って坂になっている、という感じです。断然、画像の方がわかりやすいですね。
右側面。ワウは設置面の傾斜が操作性に影響大ですが、さほど支障がないと思います。
左側面。Ep-boosterもケーブル類をかわすのにちょっと高い位置にいます。
奥のエフェクターも傾斜があるため、何もしなくても多少はフラットより踏みやすいものですが、本当に多少なのでかさ上げしています。
strymonは縦のサイズが一緒のため、今回は1個1個、個別ではなく木材2本で3個まとめてのかさ上げです。
ボード内で傾斜があるので、かさ上げできる範囲が奥の方はけっこうシビアです。
かさ上げしてもフタは閉まるのか否か、この作業も地味に時間がかかるところです。これをしておかないと、いざできたーとなっても、フタ閉まんねーということが起きます。かさ上げの罠ですね。
地味ですが、上げて閉めて確認、マジックテープの厚みも考えてフタが閉まる範囲のかさ上げ材を選ばないといけません。その点、木材はフレキシブル。
木材を使う時は黒く塗っているのですが、ボード面の色が明るいので今回はのっかる部分だけ同系色で塗ってみました。なんとなく。
マスキングテープはギターのフレットを磨く時や位置出しでしか使っていませんでしたが、今回は塗りで活躍してくれました。これが本来の使い方なんでしょうね。おそらく。
普段は両方L字になっているFREE THE TONEのDCケーブルを使用していますが、今回は別バージョンとしてstrymonのパワーサプライに付属のS/LのDCケーブルを使用してみました。
ちょっとstrymon / Ojaiにはかぶってますが、スキマが開かない、触れないギリギリ具合、支障のない範囲になっています。久々のデモボード製作でした。
新たに製作しますが、このボードまんまに近い完成品の販売も可能です(笑)。※一部廃番製品あり