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電池のアレとエフェクターの音

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

ボード製作中の途中経過やリペア真っ只中って時の写真撮るのを常時忘れてしまう私です。

それだけ他のことが考えられない集中状態っス、って言えば聞こえはいいのですが(実話)、こうして文章にする時にあぁーアレ撮っておけばよかったなーと毎回思うんですよね。

そんなこんなで画像はストックパーツの局部アップのみです。

今回は電池のみで動くエフェクター、バッテリースナップのお話です。

バッテリースナップの付け根は大丈夫か

音は出るんですが、なんかちぎれそうなんです、というご相談。オークションや中古で買ったんだけど、実際に届いたらなんか調子悪いっていうケースのお話。

見たところ、というかご本人様もココがちぎれそうなんですって言うのがバッテリースナップの片方(赤)とジャック端子のハンダ部分。

電池がエフェクター内でしっかり固定されているエフェクターの場合、よほど乱暴にひっぱったりしない限りは起きにくいものですが、わりとルーズにフラフラ動くスペースがある場合なんかは移動の度に知らず知らずダメージが蓄積されていく部分です。

ハンダやりなおしか、バッテリースナップごと交換か

は選べます。配線材の状態にもよりますが、交換までいかずとも大丈夫という感じでしたので、今回はハンダやりなおしで。

ジャック端子から配線と元のハンダをキレイに除去して配線の被膜を剥き直してハンダやりなおし、という作業内容です。

結果、音が元気になるわけですね。

皮膜の中のより線がわずかにしがみついていたので音は出ていましたが、数本でつながっている状態。残りはちぎれちゃってたわけです。

そこの部分はおつかれさま、ということで新たに剥き直したより線軍団が全員で端子にしがみつくので電池から伝わるパワーも違いますよね。

崖から落ちそうな状態で指3本でぶらさがっている感じから両手10本の指でぶらさがるのでは全然違いますもんね。スリリング。現実世界では鉄棒とかの方がわかりやすいか…。

まぁ、そんな感じで前回と合わせて電源周りはマジ重要ってお話です。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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