
札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
先日、煮詰まってこれはもうネイチャーが足りないと急遽 20:10 出発、現地到着、設置完了時 23:45 という今年初のミッドナイトキャンプに行ってきました。誰もいなかったらさすがに怖いな、熊、と鹿の飛び出しに何度もハラハラしながら向かった野営場に着くと寝静まった2張りありでちょっと安心。
真っ暗な中、静かにテントをたてるも唯一必要なヘッドランプに不具合。ケトル、バーナー、カップ麺、コーヒー持参でOD缶は忘れる奇行。翌日は連休明け初日ということで行きたかったお店の候補がもれなく臨時休業。完全に食に見放されましたが、すんごいリフレッシュ。ネイチャー必要。
ということで、こういうことができたらおもしろいな、と長年考えていた案がありまして。
山脇さんと昨年から諸々メールでやりとりをしてきたのですが、今年の1月に久々にお会いして実際に音を出しての打ち合わせ、楽器店を巡り巡って最後のピースは後に気づくサプライズ、このタイミングでそこにソレがあった不思議が重なり、揃う。
8区を担当した2人で選んだエフェクターでつくったエフェクターボードの完成パッケージ、”Area 8 Board” を近日発売 (受注生産) 予定です。
はじめに、昨年末のエフェクターに関するアンケートにご協力いただいたみなさま、貴重なご意見をありがとうございました。じっくり興味深く読ませていただきました。
“軽量、コンパクト” は私のところでもとくに多いご要望でまずはここ、とエフェクターは5台に絞り、最小サイズで収める、をテーマにしました。
ケース形状はアンケート結果の過半数を占めたハードケース仕様です。
他とは明らかに違うモノにしたいなーと『こういうことできますか?』とアルモア様へ相談してみたところ、『できます』となりオーダー。
この特注品の上がりは6月上旬予定のため、まずはプロトタイプをつくるか、とオーダーしたボードの設置面サイズで板を切り出しボードからつくってみました。
プロトタイプと言っても板まんまはアレだな、といろいろ試したいこともあり、ハードケースでない場合、コレなら欲しい、私が、と思うような仕様にしてみました。
ケースレスなのでご自宅専用になるかもしれませんが、こういうボードもつくれます。
・プロトタイプ・ボード/表
オーダーのアルモアのエフェクター設置面はペダルカラーに合わせた FRP グレー。
現物をイメージできるように近いカラーで塗装しています。音のボヤけにつながる静電気を帯びたホコリや木屑が見やすく、かつ掃除しやすいようにツヤあり、ラッカー塗装にしてみました。
・プロトタイプ・ボード/裏
普段の製作のかさ上げ台に使用している塗料、塗料は同じでも塗り方をボードの全体イメージに合わせて地味にこっそり変えているのですが、その中の一種類、雪の宿をイメージした質感の塗り方です。
ちなみに雪の宿は私が小さい頃になんて斬新なルックスなんだ、とびっくりしたおせんべいです。
・プロトタイプ・ボード/ゴム足
ゴム足、と呼んでいますが実はみなさんがお住まいのお家にもおそらくあるモノです。
大小、様々なサイズと色があり、とあるエフェクターの足にも使われていたりしますが、このパーツの製品名は『戸当り』です。開けたドアの裏側の上、金具の先端に…。
・プロトタイプ・ボード
アルモアと素材は違えど、どっしりした音になってほしいため、ちょっと厚みのある板で作っています。
詳細は近日公開予定です!
★おまけ★
ソロで6人用サイズは超快適。真夜中のミッドナイト。
★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを 「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。
★ 過去製作は Instagram に載せておりますのでチェックしていただけると嬉しいです。
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『全都道府県に製作実績を』を今後の目標にしておりますので、日本全国よりご相談、製作のご依頼、心よりお待ちしております。フォローしていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いいたします。