こんにちは、ヘルニアエフェクトボードデザインの根尾です。
令和です。
令和初日に書いています。新しい元号になったということで、やはり最新の情報を
お伝えするべきかと思うのですが、あえてちょっと昔を振り返ってみたいと思います。
平成の名機とも、そうじゃないとも言い切れない、個人的に好きなエフェクターを突然1つご紹介したいと思います。
隠れた名機 … なんじゃないかなぁ、と思ってるんですが。
こちらです。
Guyatone / SWR2 STEVIE SALAS WAH ROCKER ですね。
今風で言うとスティーヴィーサラス・シグネイチャー・モデル。中身はなんとオートワウです。
ド派手なのに絶妙なチープ感。でも使える音、と言いますか。
つまみはシンプルに周波数、ワウの開き具合を調整するような THRESHOLD と、エフェクトのかかり具合を変えていく DECAY のみ。
さほど幅広くはないのですが、ピッキングの強弱で反応が変わりますので、手元で変化させることができます。
つまみを上げ過ぎると脳みその奥まで届きそうなツン裂くハイで危険が危ないんですが、どっちのつまみも14時くらいにするとそこはカッティング・ヘヴン。
カッティングがめちゃくちゃ気持ち良い感じになるんですよね。やみつきペダルの1つです。
クリーンのカッティングがとにかく心地良いのですが、歪ませるとワギャー!みたいな吠えるような音が出せたり、セッティングを極端にすることでシンセっぽい音にもなったり、本当に色々遊べるのでとても好きです。
このワウロッカーシリーズ。
元々は WR2 というモデルがベースになっています。
そしてこの SWR2 、しばらく後には原音をブレンドできる WR3 というモデルも発売されていました。
原音を足すことで SWR2 のようなチープ感は薄れますが、それはそれでナイスなサウンドが得られます。
WR3 は買っときゃよかったなーとたまに思い出す一台ですね。
サイズ的には小さめなんですが、なんだか微妙って感じのサイズです (笑)
たまたまラジオで昔のイエモンの曲がかかってたのですが、絶対コレ使ってるな、って音がしてきて今回の記事になっているわけなんですが、そういうのってやっぱり名機だと思うんですよね、ある意味。
ちなみに B’z の Calling というシングル盤 (当時は 8cm!) のカップリングに、Gimme your love という曲のライブ音源が収録されているのですが、そこでこのSWR2 が使われています。当時の雑誌の本人機材写真にも写っていましたね。
CD シングルが 8cm で細長いジャケットのって昔は当たり前でしたけど、もう見ないですよね。
CD から下の部分のプラスチックをパキッて折ったらおりたためて、ツメと穴があったのは平成 …じゃないですね、昭和だな。
で、8cm シングルがしっかり収まるプラスチックケースの存在を知って、下の部分を折ったことを後悔してた記憶があります。なつかしい。
CD 自体がアルバムサイズになった頃のシングルってマキシシングルって呼ばれてましたけど、これも最近聞かない気がしますね。
色々変わっていくと同時に話が脱線していく傾向にある私ですが、新しい時代でもどうぞよろしくお願いいたします。