山脇オサムです。
ギターを弾いてると当然「押さえるフレットを間違える」ということが起きますね。
「タブ譜も見なくちゃいけないし指も確認しなくちゃ!あれ?音が違う?フレット間違えた!あ、今度はタブ譜の場所が分からくなった!ヤバイ!もう一回!」
と青汁CMの「まずい!もう一杯!」を彷彿とさせる名文句が出てしまいます。
こんなときに指摘する点が2つあります。この2つを直すと運指のミスがぐっと減るのはレッスンで証明済みですのでぜひ実践してみて下さい。
まずは1つめが親指の位置です。
フレーズは基本的にはまとまった位置で弾くことが多いので、そんな時に有効なのが親指の位置をなるべく動かさない、という事です。
例えば5f〜8fでフレーズを弾く時は、親指を6fあたりにグリップさせた状態をキープしたままフレーズを弾きます。
「中指の上当たり」が1つの基準です。(手の大きさにもよるので臨機応変に)
なるべく同じ位置をキープするようにします。
親指の位置が1f変わると指のポジショニングも1f分変わる、というのがミス連発の原因なので親指を固定させることで押さえ間違えを防ぐことができます。
大きく横移動する時にはじめて親指も一緒に移動して下さい。
そして2つ目が指の使い方です。
例えば1弦の5f、7f、8fを弾く場合、
・5fは人差し指
・7フレットは薬指
・8fは小指
と親指の位置を動かさなくても押さえられるような使い方をするんです。
よくあるのが、5fを人差し指、7fを中指、8フレットも中指、で弾いてしまうとか。
文章で見ると「そんなバカな!」と思うかも知れないんですけど、実際とても多いです。無意識でやっている可能性もあるのでぜひ鏡の前で確認してみて下さい。
親指を6fあたりにキープした状態で8fを中指で弾くのはちょっと厳しいですよね。だからその時に親指が1f動いちゃうんです。
ここです!
ここなんです!
ここですべてのポジショニングがズレてるんです。
そうすると次に人差し指で5fを弾こうと思ってもそこが6fになってしまうんです。
なぜか!?
そう!
親指が移動してるからです!
こうなるとミスの連鎖に突入してしまうので、「ヤバイ!もう一回!」の名言が出てしまいます。
親指の位置を動かさなくても弾けるように適切な指を使う、という事ですね。
親指の位置のキープと適切な指を使う、この2つを実践するだけでミスはぐっと減りますのでぜひ今日から実践してみてください!