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ハンダでそんなに音変わる?

みなさん、ハンダゴテより熱い夜は過ごされましたでしょうか。

この記事を書いてる今夜は極寒でして、1人真空管アンプで暖をとりながら記事を書いています。

リペアショップ小岩funk河田 健太です。

「ハンダで音が違わないように!」

さて、今日は前回の補足的な感じで、またハンダの話です!

「おい、いい加減違う話をせんかい!」と言う声も聞こえて来そうですが(笑)、皆さんに真実をお伝えせねばっ!!

よく「うちはケスター44を使ってますからサイコーですよー!」とか、「ビンテージのすんげーやつだから存在感が違いますよー!」とかそんな謳い文句の定番ですが、そこんとこホンマかいな!?って言うお話です。

前回もお話した通り、ハンダというのは基本的にパーツとパーツの間に挟む接着剤というよりは、もともとくっ付いているパーツ同士を固定するようにあるべきですので、出来るだけハンダで音が違わないように配線する!のがプロの仕事ではないのかなと思うわけです。

ですので、ハンダで劇的に音が変わるって謳ってるのってちょっとxxxxxい!?

 

「ハンダは最後のひと塩」

とはいえ、少しはハンダを信号が通りますのでやはり音が変わると言えば変わります。

ハンダの成分は基本的には錫(すず)と鉛とヤニで、その配合比によって色んな用途に使われています。

音響用として銀が配合されているものもあります。

配線材と同じパターンで、銀が含まれていれば高音が強調されますし、鉛が多ければ鉛っぽい音!?がします。

錫も鉛も銅よりは電気を通しにくいので、やはりなるべくパーツとパーツをくっつけてハンダは最小限にするべきですよね。

まあエフェクター等の基板の場合はプリントパターンとパーツの足の間をハンダが繋ぎますので、ギター内部の配線よりはもしかしたら効果を感じられるかも知れません。

ですが、エフェクターのハンダを吸い取ってこだわりのハンダでやり直すより、回路やコンデンサの数値を変えるほうが劇的に音は変わりますからね

ギター本体の調整をキッチリして満足した音が出るようになってから、最後のひと塩としてハンダに拘るのはアリだと思います!!

デートの前にシャワーして、服をバッチリ決めて髪セットして、もろもろ準備万端にして、

「あ!爪も切っとこうかな」くらいの感じですかね。

わかりづらっ!笑(いや、なんか分かるぅ!by山脇オサム)

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