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日本製のピックアップはイマイチなのか!?

こんにちは、小岩ファンク河田健太です。

近所のスーパーにツッコミシリーズ。

お惣菜コーナーにて。

む、むかしのコロッケ!?

うーむ、いったい何年前に製造されたんだろうか。

むかしのコロッケと言えばちあきなおみ。

今度ライブでちあきなおみの「喝采」を演奏する事になったんですけど、いいですね、昭和歌謡。

なんかリズムの感じが独特なので、洋楽慣れしてしまった自分には結構違和感があってチャレンジです。

日本っぽいリズムってこういう感じなんでしょうね。

さて、今回はそんな昭和なピックアップのお話。

前回、国産ギターのアッセンブリーが弱いと書いたんですけど、ピックアップもまた然りでちょっとイマイチなんですよね。

どういう音かと言うと、「なんか細い」んです。

ギター一本で弾くと、あ~繊細で綺麗な音だな~ってなるんですけど、バンドのアンサンブルになるとパワー不足感が否めない。

これは国産ピックアップの共通したポイントのように思います。

ラーメンのスープにソーメンが入ってる感じといいましょうか。

うーん、悪くはないんだけどね~、細いね~、スープに負けてるね~って感じです。

国産ギターメーカーも上位機種は海外ブランドピックアップを搭載したりしていたんで、メーカーも、ウチのピックアップってなんかイマイチだな~と思っていたのではないでしょうか。

「原因は?」

この日本っぽいサウンドは日本の素材を使ってるからこうなるのかなと思って、古い国産ピックアップを海外製の線で巻きなおした事があるんですよね。

そしたらかなり良くなったんです。

ただやはり少し繊細すぎる音で、ネイティブじゃないなコイツってわかっちゃう感じといいますか。

JPOPでいうと久保田利伸的な感じかもしれません。

やはり磁石も海外製にしないとダメなんでしょうね。

「有名な国産ピックアップ」

そんな国産ピックアップなんですけど、むむむ、これは!?というものにも出会った事があります。

1980年代のグレコの上位機種に付いていたピックアップで「Z DRY」というモデル。

なんか最近のチューハイっぽいネーミングですね。

これはかなり良い音がしていたと思います。

まあ当時のグレコの上位機種はギター本体もかなり気合いが入っていて、生鳴りも良かった事も相まって、他の国産ピックアップとは一線を画すサウンドだったのではないでしょうか。

実はこのピックアップは、現在某高級ピックアップを作っているビルダーが製作していたという事は、ジャパンヴィンテージマニアでは有名な話です。

あとは80年代のトーカイの上位機種に搭載されていた「Eスタンプのシングルコイル」なんかも有名ですね。

70年代フェンダーのグレーボビンのピックアップを意識して作られていたのではないでしょうか。

トーカイはストラト系のコピーモデルの上位機種はこれが載っていて、レスポール系の上位機種にはディマジオが載っていました。

で、Eスタンプのサウンドはと言うと、やはり和風だと思います。

磯の香りといいますか、魚介の出汁が効いてますね。繊細なサウンド。

トーカイのギターは木は良いのでピックアップを換えると化けます。

外人と闘えます。室伏広治になります。

と、そんな感じでもし国産ギターをお使いの方は、一度自分のギターは何がのっかってるのかチェックしてみると良いと思います。

ピックアップはサウンドメイキングの要ですからね!

あ、もう一つ国産ギターの弱点を思い出してしまったので、またまた次回に続きます。

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