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テクニカルギタリストとスキャロップ加工

最近、よく考えるとすごい事に気づいたんです!「好き」って漢字って「女子」って書くんですよ!

この漢字作った人!どんだけオンナずきやねん!って思いました。なんか当たり前に使う漢字なんですけど、よく考えるとすごくないすか?

俺が好きっていう意味の漢字を作るなら、「カレき」「ギタき」どっちも「すき」と読む、ですかね。

こんにちは、リペアショップ小岩funk河田 健太です。

 

「指が指板に当たらないように」

指板の事を考えていると、そういえばこんな加工もあったなぁと思い出しました。某スウェーデンの早弾きギタリストが有名にしたあの加工!

そう!スキャロップ加工です。

ちなみにこれはスティーブ・ヴァイモデルです。スキャロップされているのはハイフレットの部分だけですね。

スキャロップ加工というのは、フレットとフレットの間の指板を削る加工の事で、英語でホタテの事です。

なぜスキャロップ加工というのかは定かでないですが、エグれて波打ってるのがホタテの貝殻のように見えるからではないかなと思います。

なぜこのような加工をするメリットがあるのかと言うと、

・指が指板に当たらないので軽いタッチで音を出しやすい
・同じ理由でチョーキングやビブラートが掛けやすい

などです。

あれ、このメリットの項目聞いたことあるなぁ、という方!素晴らしいです!

背の高いフレットを使った時と同じメリットなんですね。

 

「スキャロップは加工が大変!」

ちなみにスキャロップ加工にも色んなパターンがあって、

1弦から6弦まで均等に削れているイングヴェイタイプ
1弦側は溝が深く6弦側の方が浅いリッチー・ブラックモアタイプ
・ハイフレットだけ溝が彫ってあるスティーブ・ヴァイタイプ

あとはハイフレットをリッチー・ブラックモアタイプにしたりと、色んなやり方があります。

ですが、近年はあまり需要はないようです。

早弾きが昔ほど流行っていなかったり、背の高いフレットを打てば話が済むから。

そして指板をキレイに加工するのはかなり大変でコストもかかりますし、何より指板が削られることで、強度も落ちるし音も変わってしまいます。

しかもイングヴェイ仕様にしようと思うと塗装も必要ですね。うーむ、そういうことなら最初からそういうギター買った方が早いな、となってしまいますもんね。

でも、こういう加工もあるって知っておいて損はないですよね!

なんか「加工」も「カロエ」かとか漢字を分解する習慣がついてしまった。汗

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