ブログコンテンツ

ネックのジョイント方式のお話

二日酔いの時はあらゆるものにカレー粉をかけて食べてます。

こんにちは小岩funk河田健太です。

 

「代表的な3種類のジョイント方式」

今回はネックのジョイント方式の違いのお話です。

ギターのネックって色んな方式でボディとくっついています。主に使われている方法は3種類

フェンダー系に代表されるデタッチャブルネック、ボルトオンとも呼ばれています。ネジでボディにくっ付いています。
↓↓↓

 

ギブソン系はセットネック。接着剤でボディと固定されています。
↓↓↓

 

変わり種のスルーネック。ヘッドからボディエンドまで木が繋がっていて、その脇にボディ材で挟んであります。
↓↓↓

※工房にスルーネックがなかったので「楽器.me」からお借りしました。⇒サイトはこちら

ラーメンで言うと、
・ラーメン
・つけ麺
・油そば

カレーで言うと、
・欧風カレー
・インドカレー
・カレーうどん

と言ったところでしょうか。

全然違うな。笑

逆に珍しいフェンダーのセットネックタイプもあります。
↓↓↓

もちろんセットネックのフェンダーギターもありますし、デタッチャブルネックのギブソンギターもありますが、数は圧倒的に少ないですね。

「ギター業界もびっくりな方式」

レオフェンダーがエレクトリックギターを発売した1949年までは、接着剤でネックとボディをくっ付けたセットネック方式しかなかった訳です。しかもアコースティックギター。

それが板切れにネックをボルトでとめたギターが発売されて、ギブソン社をはじめとするギター業界はさぞかしビックリしたのではないでしょうか。

初めてご飯とルーが別々のタイプのカレーが出てきた時の驚きに近いかもしれません。

これに入ってるやつですね。

え!?

ご飯をこっちに入れて食べるのか?
それともご飯にかけて?
でもそしたら最初からかけて出てくるはずだし…???

どうも今日は二日酔いのため、例えの調子がすこぶる悪いようです。

 

「ネジ止めのメリットは?」

ネックとボディを別々に作ってネジ止めするメリットとしては、

◾️トラブルがあればすぐ交換出来る
ネックが壊れてしまっても交換してしまえば直ってしまう訳です。セットネックだと大掛かりな修理か、ボディごと買い替えとなってしまいます。

◾️生産が容易である
セットネックはボディとネックの接着面の精度や、仕込み角度、センターのズレなど色んな所に気を遣いながら作らないといけません。

しかも接着してしまった後ではやり直しはききません。また、接着後は分解出来ないため、取り回しも悪くなってしまいます。

生産性もその後の事を考えても非常に効率的ですよね!

 

レオフェンダーは非常に画期的なアイデアでギター界に革命を起こしたわけですね!

僕の二日酔いもデタッチャブル肝臓でサクっと交換して治せたらどんなに楽でしょうか!

◾️河田健太の完全メンテナンスコースはこちら

 

関連記事

  1. 配線材は修羅の道!
  2. 電源ケーブル、どこまで拘りますか?
  3. ムスタングにシンクロブリッジ!?
  4. チューニングを安定させるアイテム!
  5. 具体的なレリック加工の内容とは
  6. やっぱり指板で音は変わる!
  7. ネックとボディの接着面が大事!
  8. ナットがピキっとなったら黄信号

最近の記事

PAGE TOP