こんにちは、小岩ファンク河田健太です。
以前やってた店の前に駐車場があって、突然土砂降りの雨が降り始めたんです。
「うわ〜めっちゃ降って来たな〜」って思って外を見てたらタンクトップにトランクスの薄着おじさんがグワーって急に走って出て来てガーーーーっ!!!って洗車を始めたんですよね。
確かに、洗い流す手間がないですからね。衝撃的でした、、、。
はい、そんな梅雨入りの際のお話。やはり梅雨になるとネックにトラブルが起こりがちです。
なんでかと言うと、ネックは木で出来ていますので木材が湿気によって膨張するためです。
主にどんなトラブルが起きるのか!
なんとなく弦高が下がって感じたり、生音がペシャペシャになってしまったらネックの逆反りを疑ってみてください。
1フレットと最終フレットを押弦して真ん中あたりのフレットと弦の間に隙間がない場合、逆反りしていると考えられます。
あとは45センチくらいの定規を当ててみてカタカタする場合。これも逆反りの可能性アリです。
こんな感じでネックが逆反っている場合はトラスロッドを緩めて対応します。
リペアマンが注意しないといけないのは、梅雨の時期にフレット交換をした場合、乾燥した時期に木が収縮してきてネックサイドにバリが出て来てしまう事があり、スライド時などに引っかかって痛くなってしまう、というようなトラブルがあったりします。
これには注意が必要ですね。
このトラブルは新品の楽器を買った際などにも起こり得るので、覚えておくと良いと思います。
この場合は飛び出た部分をヤスリで削って対応する事になります。今は角が丸めてあるフレットも多いので、丸める作業も必要な場合、結構な手間!なんですね〜。
気になるのは、塗装のあるなしでネックの反りに影響はあるのか!?
これ気になりません?ポリでガッチリ固められたネックなら湿気を吸い込む所がないから反らなそう!!って思うんですけど、なんと、あまり関係なく逆反っているイメージがあります。
どこから吸っているんでしょうね。ペグビスとかの隙間とか!?うーん、よくわかりません。
例えばローズ指板と、塗装ありのメイプル指板のギターならローズの方が湿気を吸って逆反りしそうなんですが、あんまり変わらない印象です。不思議!
この湿気問題は日本の梅雨ならではなんでしょうか。初期のフェンダーのトラスロッドは順反りにしか対応してませんからね。本国アメリカはカラっとしてて逆反り知らずなのかもしれませんね〜。