山脇オサムです。
泣きのバラードを弾くときに大事なポイントってなんだと思いますか?
・・・そうです。表情です。
僕は「顔エフェクター」ってよく言いますけど表情が大事です。
職人さんが焼き物を作るときにヘラヘラしてるよりも眉間にシワを寄せて焼いてる方が価値がありそうな気がするんですけどそれと同じです。
表情ってすっごく大事です。
作ろうと思わなくても本当に魂込めて弾くと自然と表情もエロくなってきます。
でもバラードにもっと大事なものがあります。
それは「コードトーン」です。(急にマジメ)
コードトーンはコードを構成している音なので、曲の中で鳴っているコードにしっかり合わせて弾くとグッと説得力が出るんです。
バラードは一般的には長音符を使うことが多いんですけど、そこでコードトーンじゃない音を引っ張ってしまうと「スケールを弾いてはいるんだけど何だか外れたフレーズ」になってしまうんです。
そうなるとせっかくの泣きのギターも台無しなんですよね。
せっかく最高の表情で弾いてても奥歯になにか挟まってるような感じになるんです。
「前を歩いてる人キレイなんだけどなんか変なんだよな・・。あ、靴下の色が合ってないじゃないか!」
そんな感じです。
ただスケールを弾いてるだけじゃダメ、と言われるのはここが理由です。
スケールってすべての音がコードにピッタリ合うわけではないんですよね。
実はコードに対しての相性が微妙な音の方が多いので、そこを知っておかないとどうしてもおかしくなる場面が出てきてしまうんです。
その点コードトーンは安定感がハンパじゃありません。
なんせコードを作ってる音ですからね。
コードの一部なので音を外しようがありません。
ものすごく効果的なので、泣きのバラードで安定感のあるソロを弾くときはぜひコードトーンを意識してみて下さい。
フレーズに縛りが出るので最初は窮屈に感じるかも知れないんですけど、慣れたらその安定感と説得力の高さにめちゃくちゃハマります!
■コードトーンはこちらで解説しています。※画像をクリック
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