山脇オサムです。
飲み会セッションでブルースをやるとはやりマイナーペンタを使う人が多いんですけど、その中でも毎回数名の方が「アドリブのレシピ〜メジャーブルースを攻略する〜」で解説しているテクニックを見事に使ってミクソリディアンスケールでフレージングする人がいるんです。
やっぱりマイナーペンタとは雰囲気が全然違うのですぐ分かるんですよね。(マイナーペンタは暗い、ミクソリディアンは明るい)
コード感があるし7th強調されてるし妙にお洒落だし。
マイナーペンタを使う人が多いから際立って目立つし。
凄くいい感じなんです。
なのでマイナーペンタのみで弾いている方にはぜひ「ミクソリディアン」という引き出しもタンスに追加しておいて欲しいんですけど、12小節すべてのコードで使う必要はなくて、「ここ!」と決めたところだけでもいいんです。
それだけでも十分「雰囲気の違い」を演出することができるんですよね。(それがフレージングのマンネリ解消に繋がります)
例えばキーがAのブルースの場合。
|A7|A7|A7|A7|
|D7|D7|A7|A7|
|E7|D7|A7|E7|
オレンジの5,6小節目のD7だけミクソリディアン、それ以外はAマイナーペンタでもカッコいいんです。
アドリブのレシピでは鳴ってるコードのコードトーンを重視して弾くスタイルなので、D7に入った瞬間に「D7」がものすごく強調されるんですよね。
メジャー3rdもブルージィに使いこなすので「明るい」というところも目立つんです。
これがいいんですよね。
D7が目立つということはそれ以外のマイナーペンタも際立つという事ですからね。
僕は全コードで使うことが多いのでマイナーペンタとの切り替えは12小節単位で切り替えたりします。
最初はミクソリディアン多めで聞かせて後半はマイナーペンタで熱く弾く、とか。
結構好きです。
フレージングのメリハリってダイナミクスや音の数、ローポジ・ハイポジでの弾き分けとかいろいろあるんですけど「スケールを切り替えてメリハリを出す」というやり方もかなり効果的なのでオススメです!
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