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ペンタを一歩だけ抜け出すテクニック

山脇オサムです。

「たった1音が最高の仕事をする」

ペンタの上手な使い方、という事で前回紹介したのがコードに合わせたチョーキングでした。

このチョーキングを使ってる時点ではもちろんペンタトニックスケールなんですけど、そこにちょっとした小技を利かすことでペンタにプラス1音する事ができる方法をご紹介します。

例えばKeyがAの場合。

2弦12FのB音(ペンタの音)を薬指で1音チョーキングして、C♯(ペンタの音)にします。

そしてその状態で小指で2弦13Fを押さえるんです。

最初はちょっと難しいんですけど、いつもより少しだけブリッジ側に寄せてチョーキングすると小指が届くようになります。

そうするとDの音が出るんですけど、これがペンタの音ではなくてメジャースケールの音になるんです。

なのでペンタをちょっとだけ抜け出して、メジャースケールに一歩近づく事が出来るんですね。

やっぱり使う音が増えてペンタを抜け出していくとどんどん表現力が上がってきます。

たった1音なんですけど「このコードにはその1音が最高にハマる!」というところでかなり良い仕事をしてくれるのでそのパワーは凄いです。

僕は基本的に財布をカバンの中に入れて持ち歩くんですけど、何かのタイミングでパッと出せないのでいつも千円札を1枚だけポケットに入れておくんです。

これがめちゃくちゃ良い仕事をしてくれるんですよね。(笑)パスモのチャージとか誰よりも効率的に時間をかけずにやっちゃいます。たった1枚のお札ですけどそのパワーは凄いんですよね。


「感覚はペンタのままでOK」

で、このテクニックの何が良いのかって、スケールの形自体はペンタのままで良い、というところなんです。

ペンタの感覚でチョーキングしてさらにもう一段階突き抜けたい時にヒョイっと小指を付ければ良いだけなんですよね。

お手軽感、という意味でもとてもオススメのテクニックです。

あと、チョーキングした状態で1音を足すと言う事はそのあとにチョーキングダウンが来る、という事なんですけどそれがまたエレキっぽくてカッコいいんですよね。

ハンマリングやスライドとはニュアンスが全然違うカッコ良さがあるんです。

ディストーションとはかなり相性が良いテクニックで、部類的にはちょっとだけハッタリの要素も入ってます。

ぜひ使って欲しいオススメのチョーキング方法でした。

■このチョーキングを使ったアドリブ方法はこちらで解説しています
カラーダイアグラムを使うので視覚的にもとても分かりやすくなっています


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