山脇オサムです。
ダウンとアップを繰り返すオルタネイトピッキングを練習するときはシンプルなフレーズで実践するのがオススメです。
シンプルなフレーズというのはあまり指が動かないフレーズです。
その分ピッキングに集中して練習できますしね。
今回は単なるオルタネイトピッキングの練習ではなくてフレーズにノリを出すための練習なのでフレーズを作るという意味で複数の音が必要になるんですけど、ここでオススメなのがなんてったってペンタトニックスケールです。(特にマイナー)
例えばEマイナーペンタだったら、
4弦14f|4弦12f|3弦14f|3弦12f
この4音でやってみます。
このポジションだったら運指側のミュートをキープしながら弾けますしね。
ホントは2つ以上のことを同時に練習するのは良くないのでミュートをマスターしてから実践するのがベストなんですけど、別にミュートが外れてノイズが出たとしてもそれで誰かにゲンコツされる訳じゃないので気にする必要はありません。
で、この4音をいろんなリズムに当てはめながら弾いていきます。
どんなフレーズでも常にダウンアップを繰り返すというルールに従って弾きます。
リズムはなんだっていいんですけど、あまり8分とか16分とか付点とか頭で考えずになんとなーく手拍子や口で言ってみてそれを再現するくらいのリラックス加減がいいと思います。
休符や長音符のところは空振りピッキングを入れることで常にダウンとアップを一定のリズムで繰り返して弾くことができます。
ここが重要です。
常に一定のオルタネイトをするにはどうしても空振りピッキングが必要なんですね。
ストロークで考えると分かりやすいんでけど、ストロークってどんなリズムでも常に一定ですよね。(ドラムのハイハットのように)
だからリズムキープができるんですけど、それの小さい版をピッキングでやるんです。
ポイントはスマホで撮影してみることです。
客観的に見ると「あ、ここでダウンとアップが反対になっている!」という弱点が分かるのでオススメです。
この練習をするとテンポキープがしやすくなるのでフレーズにどんどんノリが出てくるんですよね。
基本的なところですけどすご~く大事です。
ちなみに上記の4音をKey=Eマイナーの曲でやってほしいんですけどその時に大事なポイントがあります。
それはEマイナーペンタのEの音、4弦14fを重点的に弾くということです。
KeyがEマイナーの曲には当然Eの音が1番合うので、フレーズにたくさん組み込むことでめちゃくちゃ安定してくるんです。
これはマイナーペンタだけじゃなくてどんなスケールにも言えることなんですけど、こう言ったスケールの内部事情を知って弾くとすごく楽しいです。