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パワーコードはダウンで弾くべし!

 

山脇オサムです。

「ピッキングとドラム」

最近は「コードの低音はダウンピッキングで弾く」ということを色々と書いているんですけど、これは何もファンキーなカッティングだけではありません。

ロックなローコードにも言えることなんです。

例えばシンプルな8ビートに乗せてミュートしたパワーコードを弾く場合。

これもやっぱりダウンピッキングで統一して弾いた方が良いんです。

パワーコードは、低い音に1度、高い音に5度が来るので、アップで弾いたら5度が先にきてバランスが悪くなるんですね。

1度をメインにしたパワーコードのサウンドをしっかり出す!という意味でもダウンピッキングで統一した方がいいんです。

でも、統一する理由としてもう1つ重要なものがあります。

それは・・・ノリです!

ノリって言うとなんとなくのイメージになってしまうんですけど、具体的に言うと、ダウンピッキングだけで弾くとドラムのハイハットの手の動きとリンクするんです。

ドラマーとノリ(グルーヴ)が合ってくるんですね。

例えば、BPM150の8分に合わせて演奏する場合。

すべてダウンピッキングで弾くのとオルタネイトで弾くのとでは感覚が違います。ぜひ実際にやってみて下さい。

ダウンピッキングだけだと8ビートのノリを自然に出せるんですけど、オルタネイトでやると妙に「間」が持たなくて均等なビートが出しにくいんですよね。(サウンドも均等に出せない)

なのでBPM150で演奏するとき、ベースはダウンだけで弾いてるのにギターはオルタネイトで弾いてると、本当にシビアな感覚なんですけどバンドのノリが違ってくるんです。

いや、本当に細かい所なんですけどここは合わせたいところなんですよね。

動きが合ってると見た目もカッコいいですしね。(ここ大事)

 

「気合いのBPM200ダウンピッキング!」

で、難しいのがBPM200前後のテンポです。

このテンポをすべてダウンだけで弾くのはなかなか根性がいります。

でも頑張ればイケないことはないです。(Aメロで限界だけどw)

これは難しいところですよね。

実際にバンドでこういう状況があったんですけど、迷わずオルタネイトを選びました。

というのも、練習ではできてもライブでは多少リズムが速くなることが予想されるので絶対間に合わないのが分かってたからです。

リズムが速くならないようにすれば良いじゃんって話なんですけど、ライブではCDよりすこし速いほうが空気に合ったりするんですよね。

だから最初からオルタネイトでいこうと。

その代わりツインギターだったのでキレイなハーモニーを作って音に広がりを持たせるっていう。

どうしてもダウンだけで弾けないときはこういう策もあるんですけど、BPM200とかなかなかないので、間に合う限りはダウンだけで頑張るのがいいと思います。

ぜひボウイの松井さんを目指して気合い入れて弾きましょう!

■8ビートのパワーコード練習はこちら

 

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