ギターのレシピの山脇オサムです。
ベンチャーズの「10番街の殺人」を弾いてみました。
練習してた中学生の頃はすごく苦戦したんですけど、今弾いてもムズー。ニュアンス寄せようと思うと余計にムズー。笑
でも素晴らしい曲ですね、ホントに。曲名からは想像できないくらい渋い曲です。
最初は思い出しながら弾いてたんですけど、僕の中には、
・ノーキー・エドワーズ
・寺内タケシ
・ジェリー・マギー
の3人のフレーズがインプットされてるので、「一体どのスタイルで行くんだい」というのが最初のハードルです。
ノーキーさんはカントリーなニュアンスがありますし、寺内さんはダイナミックなタッチが必要、ジェリーさんは繊細なフレージング。
それぞれ微妙にフレーズが違うし、同じメロディでもポジションが違うんですよね。ポジションが違うと弦が変わってトーンも変わるのでニュアンスが離れてしまいます。
ここで結構悩んだんですけど、結局ノーキーさんと寺内さんを足したような感じになりました。
サウンドに関しては完全に65年に来日した時のノーキーさんのサウンドを目指してます。僕はこの時のサウンドがすんごく好きです。
やっぱりベンチャーズは少しドライブがかかってテンポが早いほうが好きです。もっと言うとメル・テイラーのグルーヴが必要不可欠です。
後半のKey=C#になるところは今弾いても本当にムズい。音をつなげて弾くのがなんかもうギリッギリなんですよね。笑
上手い人と下手な人の決定的な違いって「音の繋がり」なので、ここはどうしてもクリアしたいところです。
ワイドストレッチで5,6弦だけで弾くのか、4,5,6弦使って弾くのか悩んだんですけど、音の繋がりは断然ワイドストレッチの5,6弦の方が良いのでそちらを採用。
中学の頃こんなワイドで弾いたっけなぁ〜?と思いましたけど、多分弾いてないですね。
4,5,6弦で弾いてたのを指がかすかに覚えてます。少年の頃は「音の繋がり」なんて関係ないですからね。笑
ちなみに終わり方はノーキースタイルを採用しました。低音に3度がくるやつですね。分かってくれたら、オサム、超うれしー!!