久しぶりに漫画が読みたくなって近所の本屋でこち亀を買いました。バンドの機材車には常にこち亀が置いてあったくらい大好きで、「この話のオチはこれ!」というオチ当てもできます。まずは150巻から攻めます。
どうも、山脇オサムです。
ちょっと前に出会ったギタリスト。
スケールの音の使い方はバッチリなんですけど、親指の位置とかチョーキングのピッチに問題があったので、色々とアドバイス的なことを話しました。
でも親指の位置やチョーキングって今までのクセがあるのでなかなか修正できないんですよね。
「はい親指!今日も親指開いちゃってるよ!ちゃんと意識して!」
「はい!分かりました!」
・・・(練習)・・・
「いやいや、また親指開いちゃってるよ!」
「はい!分かりました!」
・・・(練習)・・・
「いや、むしろさっきより大胆に開いちゃってるよ!」
毎回こんなやりとりをやってます。
でも、そのギタリストはほんの数日で親指の位置もチョーキングのピッチもキレイになってるんです。
これ、結構すごいことですよ。
なんでこんな事ができるのかと言うと、やっぱり「意識して」練習してるんです。
テレビ見ながらやるような単純な反復練習でもある程度身に付くんでしょうけど、「今何を練習してるのか?」をハッキリさせて練習したほうが効率は絶対に良いです。
効率が良いということは上達する時間を短縮できるということです。
筋トレと同じですよね。
無意識でやるよりも鏡を見ながら、「オレは今上腕二頭筋を鍛えているんだぞ!分かるか?オレの上腕二頭筋!」と意識すると筋肉のつき方が明らかに違います。
だから、なかやまきんに君の、「おい!オレの筋肉!やるのかい?やらないのかい?」はちゃんと合ってます。(ちゃんと合ってるってなんだ?)
一流野球選手の素振りは単純な反復練習ではなくて、「9回2アウト、1ストライク2ボール、ランナー3塁、1人返せば同点。ピッチャーは阪神のアイツで…」ということまでイメージ(意識)して素振りをするって言いますし。
同じ時間を使うとしてもこうやって意識することで、他の人よりもぐんぐん腕を上げちゃうんですよね。
無意識でやってる人はそれを見て「すぐ上達するなんてアイツは才能がある」って言っちゃうんですけどそれは違って、たぶん他の人よりも考えてやってるからだと思います。
「楽しむ=楽をする」ではないですからね。