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目的に合わせた2種類の耳コピ方法

ギターのレシピの山脇オサムです。

ブルースをアドリブで弾くために、アーティストのフレーズをコピーすることもあると思います。

耳を澄ませて、目を凝らして、同じところを何回も何回も再生してちょっとずつポジションを確認していくんですけど、目的によってコピーの方法を使い分けるのがオススメです。

20~30%を自分のカラーにする

1つ目の目的は「フレーズをなるべくたくさん覚えてアドリブに活かしたい」という場合。

この場合は、どれだけ正確にコピーできるか、というアドリブの基準を下げてみて下さい。

70~80%コピーしたあと残りの20~30%を「自分ならこう弾く」という目線でオリジナリティを追加します。

「僕ならここにこの音を入れるな〜」
「私ならもっとスライドを入れるよね〜」
「全部ピッキングハーモニクスとか!?

こんな感じで想像を膨らませて自分のカラーを入れていきます。

どんな事でもいいです。頭を柔らかくして考えるとアイデアは結構出てくると思います。

コピーの精度を下げるので当然コピースピードが上がりますし、考えて自分の色を加える事でアドリブ力”も上がります。完全コピーする必要はありません!

ピッキングの角度や強弱までコピる!

2つ目の目的は「コピーしながらテクニックを身につける場合」です。

この場合は100%完全コピーを目指します。どこまでコピーするのかと言うと、

■どの指で弾いているのか?
■親指はどこに位置しているのか?
■ビブラートはどのくらいの音程幅なのか?
■ピッキングの角度や強弱はどうなのか?

こういった細かいところまでコピーします。

上手い人のギターは共通して、運指がキレイ、ピッキングが上手い、という共通点があるので、それを完コピする事で正しいテクニックを身につける事ができます。(もちろんそれぞれ個性はあるが!)

逆説的に言うと“キレイな運指じゃないと結局うまく弾けない”ということですね。

色んな人をコピーしながら「自分にはこのスタイルが合うな」というスタイルを身につけていくととても良いですね。

コピーする時はどっちの目的かハッキリさせて取り組んでみると効果的、というお話でした。

コードの耳コピレッスンはこちら

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