山脇オサムです。
ギターはその時代でいろんな新しいテクニックが登場してきました。
タッピングやスウィープみたいな派手なテクニックだけじゃなく、もっとも〜っと昔までを辿ると、チョーキングもそうですよね。
ベンチャーズのレコードを聞くだけじゃどうしてもわからなくて、実際にライブを見て「ソレアリカヨ!?」とビビった話はよく聞きますもんね。
で、もっとも〜っと遡ると、16分のカッティングも革新的なテクニックだと思うんです。
50〜60年代の音楽、ジャズ、ブルース、ロックンロールってリズムがハネてますよね。スウィングとかシャッフルとか。このハネたリズムじゃ16分の発想って出てこないんです。偶数と奇数みたいな関係なので。
それをベターっと伸ばしてリズムを均等にして、さらに4つに分割して16分のグルーヴを作り上げたのが、あのジェームス・ブラウンです。
そのジェームス・ブラウンのバンド(JBs)で斬新な16分のカッティングを披露していたのが、キャットフィッシュ・コリンズです。
名曲「Sex machine」のあれですね。(特にブリッジはタイトな16分)
今ではごくごく当たり前のグルーヴですけど、当時はかなり革新的だったと思うんですよねー。
曲の発売が1970年なので、、、昭和45年!?昭和で考えるとむちゃくちゃ最近!!1970年というと、
・ビートルズが解散したり
・ジミヘンが死んじゃったり
・「いとしのレイラ」がレコーディングされたり
いろいろある中で16分のグルーヴが生まれたって考えるとロマンがありますよね〜。
これからも新しいテクニックは生まれ続けるんでしょうか!?(出尽くした感はありますが!)
ちなみに1970年にジェームス・ブラウンのバンドに加入したものの、規律?が厳しすぎて71年には脱退してます。笑