山脇オサムです。
基本的なコードって1度3度5度というコードトーンでできてます。(トライアド)
僕はよく学校のクラスに例えて話すんですけど、
1度は優等生の学級委員長、
3度はムードメーカー、
5度は正義の番長、
こんな感じです。
ドラゴンボールで言うと、
1度はプーアル、
3度はウーロン、
5度はカリン塔のふもとに住むウパの
お父さんです。(まさかの人選)
この3つが入ってるので立体感のあるコードになるんですね。
立体感と言うのは少し抽象的ですけど、メジャーにもなるしマイナーにもなるっていう柔軟性が出てくる感じです。
例えば、ムードメーカーである3度のウーロンがブルマに殴られてちょっと元気がなかったら(マイナー3rdになったら)、全体もなんだか暗い雰囲気になります。
それがマイナーコードです。
例えば正義の番長の5度、ウパ父が正義より損得勘定を優先しだしたら(♭5になったら)、全体が怪しい雰囲気に包まれます。
ハーフディミニッシュやディミニッシュコードです。
こんな感じで、そのキャラクターの様子で暗くなったり怪しくなったりするんです。
でも、「メジャーもマイナーも関係ない」というコードもあるんです。
それが1度と5度だけを使ったコード、そう!「パワーコード」です。
ロックとかによく使われる低音のアレです。
パワーコードは3度を使ってないのでメジャーもマイナーも関係なく使えるんです。
AメジャーでもAマイナーでも6弦5フレットと5弦7フレットを押さえた同じパワーコードが使えるんですね。
とても便利です。
で、名前通りパワーがある。
優等生と正義の番長が手を組んでる訳なので勇気とパワーがある感じ。
まさにプーアルとウパのお父さんですね。(人選のイメージがムズイ)
いきなり全てのコードトーンを押さえられない!っていう人はまずはパワーコードから始めてみるのがオススメです。
3度がない分表現力は少し落ちますけどとても便利です。
コードトーンを把握できるとこんな感じで中身を知ることに繋がって、その結果安定したフレージングやハーモニー、もちろんアドリブにも直結するので、ぜひマスターして下さい!
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