山脇オサムです。
最近リズムの話が続いたのでこんな動画をご紹介します。
セッションの定番曲「The Chicken」なんですけど、ドラマーのアーロンスピアーズがメインにきてるちょっと珍しいスタイルです。
前に紹介したドラマー、トニー・ロイスターjrとはまた違うカッコよさがあるのでぜひ見て下さい。
ちなみに「ギターの動画しか見ない!」という食わず嫌いは絶対やめたほうがいいです。
ギタリストとしての総合点を上げるにはこういう動画こそ必見です。(でもギターソロは9:00から笑)
やっぱりドラマーはリズムで魅せるのでパンチがありますね。
メロディを奏でる楽器とはアプローチの角度が違うので見ていてめちゃめちゃ楽しいです。
トリッキーなフィルをガンガン出してくるので拍が取れなくなるところもあるんですけど何回も何回もみて「あ、そういうことか!」という場所を発見して楽しんでします。(変態)
で、こういう時にオススメの見方があるんです。
それは、「どれか1つを見続ける」という見方で、ドラムだけではなくてそのもう一歩先です。
例えば、
・ハイハットだけを見る
・スネアだけを見る
ということです。
こうすると普通に聞いてるだけじゃ気が付かないテクニックに気付くことができます。
この動画で言うと僕のオススメはやっぱりハイハットです。(ドラマーの左手近くにあって右手で刻んでいる金物)
ハイハットに集中するとリズムの細かい部分がよく分かってかなり勉強になります。
8分16分32分とかいろんなパターンがあるんですけど、特に8分と16分を組み合わせたリズムとそのアクセントはそのままギターに変換できます。
そう、「カッティング」に変換できるんです。
ハイハットで刻んでるリズムをそのままカッティングに応用するんですね。
リズムパターンが身に付くのはもちろん、アクセントもちゃんと再現することでかなりカッコいいカッティングができます。
アクセントの部分はハイハットを聞いてるだけでも分かるんですけど、動画で見るとスティックの「振り幅」でも分かるんですよね。
アクセントは結構振り幅が大きいので「アクセントを付ける時はこのくらいやんなきゃだめなんだ」という意識の部分もグッとレベルが上がります。
同じ感じで「スネアだけとか見る」とか言うのもオススメです。
まさに「ドラムのギターを弾く」というイメージです。
個人的には「誰か一人のステージングを見続ける」といのも好きです。
今回みたいにソロを回して行く曲では、「ソロを弾いてない時」の立ち振舞を見るのが好きなんですよね。
誰かとアイコンタクト取ってる人もいれば、演奏してないのにノリノリでステージングしてる人もいる。
かと言えば妙に落ち込んでる人もいたり。「さっきのソロの反省してるだろ!」っていう。笑
こういう所で「プレイヤー」なのか「エンターテイナー」なのかというミュージシャンがの本質が出ると思うんですよね。
あー、こういうの楽しい。
■フレーズの幅を広げたい方にオススメのレッスン曲「カウボーイ」
カントリー特有のチョーキング奏法や開放弦プレイ、ダブルストップ奏法が満載です。