山脇オサムです。
曲のコードをテンションにアレンジする時に役に立つのが「ディグリーネーム」です。赤枠で囲っているローマ数字の事です。
ダイアトニックコードには7つのコードがあるので、「何番目のコードなのか」を表した数字です。
コード進行ってディグリーネームで考えるとめちゃくちゃ便利なんですよね。
コード名で考えると、Key=Dの3番目のコードはF#m、Key=Eの3番目のコードはG#mってバラバラになるので、「どれもⅢmって考えたほうが簡単だよね」ということです。
「3本目の交差点を左」という言い方より「ローソンを左」って言ったほうが分かりやすいじゃん!だって3本目ってどこから数えて3本目なのよ!というのと同じことです。
で、実で際にアレンジする時もコード進行をディグリーネームに置き換えてからやるのがオススメです。
例えばKey=Dの曲で、
|D△7|F#m7|G△7|A7|
というコード進行は、
|Ⅰ△7|Ⅲm7|Ⅳ△7|Ⅴ7|
と置き換えるんです。
こうするとコード進行の流れがよく分かりますし、テンションアレンジするのも簡単です。
だってⅠ△7に使えるテンションは9thと13thって決まってますし、Ⅲm7に使えるテンションは11thって決まってますからね。
まずはディグリーネームから入ってその後に、Ⅰ△7のD△7には9thと13thが使えるから9thを入れてみてD△7(9)にしてみようかな・・と考えるんです。
これはすごく便利なのでオススメです。
「コードのレシピ中巻」のダイアグラムにはすべてディグリーネームも載せてますし、Key別のダイアトニックコード表も付いてるので、ぜひ活用していろんな曲をアレンジしてみてください!