山脇オサムです。
めちゃくちゃ久しぶりにMr.Bigの「Addicted To That Rush 」を見たんですけど、リフかっこ良すぎ。
結婚式でギターを弾く。
僕もこれまでたくさんやってきました。ある時はエレキで「20th century boy」を。ある時は「浪漫飛行」を。ある時はキルビルのテーマを。
新郎新婦のリクエストに答えていろんな曲を弾いてきたんですけど、これはあくまで「第3者として盛り上げる」という仕事でやってることです。
でもこの結婚式。新郎新婦がギター弾いちゃってます。しかもゴリゴリのメタルサウンドで弾く名曲カノン。
なんかオモロイ!なんか絵がオモロイ!
新郎が新婦に歌を捧げる演出とかあまり好きじゃないんですけど、これはなんか良いですね。メタルなカノンってところが好きです。これがボサノヴァだったら・・いや、それはそれでめちゃめちゃオモロイな。爆笑
奥さんの弾いてるギターはドロップDチューニングと言って、6弦を1音下げてDまで落としてます。
そうするとよりメタルな低音が出るんですけど、サウンドだけじゃなくてパワーコードが指一本で弾ける、というメリットもあるんですね。
ドロップDにすると6弦開放がDで5弦開放がAですよね。この2本の開放弦を鳴らすとDのパワーコードになるんです。何にも押さえてない状況で。
なのでコードを変える時も、指を寝かせて5.6弦を一気に押さえちゃえばいいんです。動画をよく見るとそう弾いてます。
これは奥さんに対しての気遣いでしょうねー。指を寝かせて押さえるので爪を切る必要もないしっていう。
これ、ドロップDの知識がなかったら、
「パワーコードを押さえるために爪を切ってくれ!」
「いやよ!せっかくの結婚式なのに!」
「頼む!メタルだからパワーコードが絶対いるんだ!」
「絶対イヤ!っていうかパワーコードって何!?」
という事になって結婚の危機になってたかも知れないですからね。ドロップDに感謝です。