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今年の出来事をふりかえる

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

雪がなかなか降らないなーと思っていましたが、数日であっさり例年のような雪景色になりました。もう今年も残りわずかですね。

今年もいろいろな方のボードを製作させていただけて本当に嬉しく思っております。修理や調整、弦交換など、普段の楽器に関するご相談やご依頼も感謝しかありません。みなさま、本当にいつもありがとうございます。

今年の個人的に大きな出来事として、春先に  funk ojisan 御一行様が札幌に来てくれたことがあります。今回はその時のことを少し。

funk ojisan in 札幌

もともとは私もメールマガジンを書かせていただくきっかけで知ったわけですが、ケンケンさんの記事は毎回楽しみにしておりました。幅広い上にものすごく詳しい人がいるもんだ、と。アンプ関連の記事はとくに繰り返し読んでいました。

メルマガを読むくらいで、直接の交流はこれまでなかったわけですが、今回、札幌に行くのでお会いできませんか?というメールを事前にいただき、初めてお会いした時は「思ってた以上に高身長」とビビりました。

ハードオフ中の島店での出来事です。

その後、私の作業部屋へ移動、移動中、こんな時に限って車からオーバーヒート表示がチラホラ出るというトラブル。なんで今日?っていう。だましだまし、自分もだましそのままなんとか到着。

 

大抵あまり緊張しない私ですが、撮影だけはド緊張するゆえなんだか思っていることがうまく言えないもどかしさがあります。

GOLDEN VALVE & Tシャツ、TRICERA BOOSTER をおみやげにと持ってきてくださり緊張状態の中、驚きとド緊張でモロモロ震えました。

このエフェクターについてこれまで書いていないのはコロナ以来、やっていたバンドも止まってしまい、部屋とスタジオ個人のみでしか試せておらず、バンドでの使用感をまだチェックできていないのが理由です。

ただ、どちらもめちゃくちゃ良いです。僕が言うまでもなくここを読んでくれている方々はきっともっと詳しくご存知かと思います。

好きな音の基準

で、この GOLDEN VALVE、かっこいい音がしますね…と動画では私一言です。なんと話し下手なダメ人間と自分でも思いますが、あの瞬間は常に頭が真っ白で。

この補足として、僕が思うかっこいい音というのは一聴してあぁ、良い、好き、となるポイント、グギャッと喰いつくバイト感がしっかりある、というのが自分の中のかっこいい音、のひとつの基準です。

ギャ、じゃないんですよね。グギャ、もしくはギュギャ!でもいいのですが、音が速くてギュギャ!っと喰いついてくる歪みが好き、良い、弾いていたいとなる、そんな風に思わせてくれる歪みの質感がしっかりあります。

大きなアンプで試すとわかりますが、ギターのボリュームで歪み具合のコントロールができるってのはこのペダルの大きな特徴だと思います。追従性の良さは本当に他と比べても明らかに差があると感じました。

この手のエフェクターは玄人向けと感じる部分もありますが、単純に歪みがかっこいいのでそのままギターはフルテンのみで使うってのも充分アリです。

楽器側でコントロールしようっていうチャレンジ用としてもとても良いと思いますし、そうしたい、となった時、対応してくれる歪みとそうじゃない歪みがあるのでそういう点でも多彩なキャラクター、多様性をもったエフェクターだと思います。恐ろしや。

その後も札幌を少しご一緒しました

私の作業部屋での撮影終了後は近くのハードオフ伏古店、時間がまだ少しあったので親しい人がいるジングルさんへも行きました。この間もオーバーヒートが出たり出なかったり、いろいろハラハラしましたが無事札幌駅までお送りしてお別れです。

 

funk ojisan 御一行様、楽しいひと時と動画でご紹介してくださり、本当にありがとうございました。

その後、危うい車をコンビニで冷やしたりしつつディーラーに預けに行って大きなトラブルにはならず無事解決、と。そんなナイスでスペシャルな一日がありました。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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