札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
まだかまだかと待ちわびて10日ほどで届きました。今回は恐ろしく久々の単体エフェクター紹介、個人的に好きなベタ惚れエフェクターを勝手に紹介する回です。ウルトラ上質なコンプレッサー from ドイツ、のお話。
ドイツのエフェクターメーカー、OKKO。
楽器店時代、とりあえず道内でどこもやってない良いモノやりたいなー、と日々動画を漁っては音を聴いていろいろ探していた中で見つけたメーカーさんです。
ですが動画で観てこれは良いな、と思って仕入れてみてもあら?ってなることも少なくなく。
当然、同じモノでも何パターンか違う人の動画も聴いて判断するのですが、現物届いて弾くとそれらに近い予想どおりか、ちょっとこれは違うな、ってのもある中、OKKO と strymon は現物弾いた印象が動画で聴く音をはるかに超えてたんですよね。そこからファン、超ファンです。
で、このコンプレッサーの前の型、OKKO / COCA COMP っていう水色だったのは楽器店時代に販売していました。ギターでもベースでもエレアコでも良い感じにハマりとくにベーシストの方によく売れた、という記憶があります。
で、今回のはその後継機種、MK II です。
実物を手にしてまず思ったのが前のよりも筐体が少し大きく、背も高くなっています。筐体のみのサイズが W 65 x D 120 x H 40 mm、 JHS Pedals に似た感じです。
TONE のつまみ頂上部で一番背が高く 59.4mm。
COCA ってる感じをイメージしているのか、ザラついたツヤのないホワイトはちぢみ塗装。
同メーカーのもうひとつのコンプ、COCAINE の方がかっこいい…って言ったらアレか、個人的にはイカれてて好きだなと思うのですが、音はこっちの方が好きなんですよね。
デザインもやや珍しいグレーのつまみの色合いもなんともナイスです。
つまみの名称がややロマンチックなのがこれまた良いです。フォントもかっこいい。
音の印象が元気になる、単純に良くなる、という点で Xotic / Ep-booster と近い印象もあるんですよね。
・SING
SING はコンプレッションレベル、小さい入力のみ引き上げるのでバッキバキのコンプというよりは自然でスムース、ナチュラルで美しいサスティーンがのってくる、という感じをイジれます。
・PUSH
PUSH はボリュームブーストレベル、ユニティゲインは11時あたりなのでそれ以降で軽いクリーンブースターとして使えるようなノリ。
・TONE
後継機種で追加された TONE は絞るとモハっとした暖かく太い音色に、上げていくとブライトさが前に出てくるので曲によって調整したり、バンドで使う時には自分の音位置決めるのにとくに重宝しそうなつまみですね。
音、使い勝手、デザイン、質感、すべてにおいて激しくナイスなエフェクターです。
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