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映画のエフェクターボードを勝手に考察してみる

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

すっかり雪景色、ちゃんと寒い札幌、シュラフで寝るのが楽しい季節になりました。片づけも楽ですしね。場所も取らないしで素晴らしい。(シュラフ=寝袋)

さて、今回はけっこう前に怪談 YouTube 途中で流れてきた広告の綺麗な色と線のアニメ映画のお話。

一瞬、やたらリアルなエフェクターボードが出てきてびっくりしたことがありまして。

なんとなく遡って携帯の写真を見ていたらその時のスクショがあって思い出し、リアルなディティールはどこまでリアルなのか、前々から気になってもいたのでどんなものかとレイアウト図を描いてみました。

実際に使っているレイアウト図を用いて

うちの製作前のレイアウト図はこんな感じで描いています。打ち合わせで変更になっていく感じもこんな感じです。(HNEBD広告)

肝心の映画を私は観ておりませんので CM の一瞬の構図からの勝手な予想となります。

サイズ感的には ARMOR / PS-2C ですが、このタイプのプラグだと入らず。

幅 600mm でジャストなので PULSE / EC06 かと思うも奥行き合わず、サイズオーダーなのか。

プラグがフラット L ならなんとか入る、というサイズ感。

ONE CONTROL / LEMON YELLOW COMPRESSOR 4K から入ってANIMALS PEDAL / RELAXING WALRUS DELAY から出る。

もっとも気になったのは BOSS / FS-5U。

ボード内にコントロールできるペダルはなく、外部の何かの同期のスイッチなのか、映画を観たらわかるのであろうか。むしろ観てから書くべきだったのではなかろうか。

気になるエフェクターの参考小売価格はこんな感じでした。

昨今のエフェクターの価格を考えるとこれだけのラインナップでの合計金額はリーズナブルに感じてしまいます。一気に揃えるには高いけども…。

パワーサプライはおそらく Noah’s ark / AC/DC-1 だと思いますがこちらの商品はすでに廃番なので実際にこのボードを作るなら別のが必要、BOSS / FS-5U が謎なので抜く、チューナーが入っていないので入れる、そうしたらこうするかなぁっていうレイアウト図がこちらです。

パワーサプライ別バージョンの図です。

トレモロを最後にしたいところですが一瞬の図ではディレイが最後になっているっぽいので、接続順的には多分こうかなー?という予想。

映画の図、並びの順ならコーラス→トレモロ→フェイザー→ディレイ、かもしれません。

ばっくり消費電流の高いエフェクターがないので Voodoo Lab / PEDAL POWER 2 PLUS でもいけます。

個数的に不足分は One Control / Xenagama Tail Loop Mk III からも電源供給が可能、CM の図でも使っていましたしね。こんな選択肢もあります。

緻密に描かれている映画のエフェクターボード、実機製作が可能ってちょっとおもしろいかなーと。

というわけでこの映画、『数分間のエールを』という作品です。

ホームページ頭のキャッチコピーからもうヤバいです。

ぜひとも観てみたい。いや、やっぱり観てから書くべきであったろうか。

■ HNEBD 地獄通信 -お知らせ- ■

★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを  「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。

★ 過去製作は Instagram に載せていますのでチェックしていただけると嬉しいです。
→Instagramはこちら

『全都道府県に製作実績を』を今後の目標にしておりますので、日本全国よりご相談、製作のご依頼、心よりお待ちしております。フォローしていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いいたします。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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