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アルモア・マジック、要塞感を演出するの巻

札幌のエフェクターボード製作専門店、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

鉄のフライパンでつくる目玉焼きが美味しく楽しいのですが、肝心のエッグが朝一スーパーに行かないと買えないという状態が続いている札幌からです。

はい、今回は最近の製作例です。神奈川県、中野 敏 様のエフェクターボードを製作させていただきました。ご依頼、本当にありがとうございました!

エフェクターボードは ARMOR / PS-1C、大型ボード、スイッチャーあり仕様です。アルモア・マジックなピタピタ、タイトなボードに仕上げさせていただきました。

要塞感を演出

大変激しくありがたいことに過去の製作例から、このような感じにしてほしい、というご要望をいただくことがあり、嬉しく思っております。

多めのリクエストは「要塞感」、これなんじゃないかと感じております。

まずはいつもの全体図を。

偶然か最近はワウは左足で、というケースが続いておりますため、左端に配置。

左から。

アルモアのフチがエフェクターを守りつつもつまみの邪魔はしない、絶妙な角度で上がってってくれています。

右から。

BOSS / DD-7 の部分は入換えありゾーンのため、パッチケーブルに少し余裕を持たせてくにゃっとカーブさせています。細身のパッチケーブルだからできる向きですね。

背面から。

パワーサプライ部分は一直線で横並びに配置。ほぼボードの半分を占める横幅ですが、strymon / PS-124 (右端の黒いの)はきちんとロゴが入ってかっこいいんですよね。

余談ですが、strymon / Ojai と Ojai R30、厚みの違いが見えると思います。

Ojai はちっちゃいけど背が高い、微妙な差ですが、このわずかな差でPedaltrain の nano、nano+ など、傾斜がないタイプの裏面には設置ができません。Ojai R30 で超ギリ、って感じです。

さらに余談ですが、strymon / Ojai の EIAJ ケーブル(PS-124、もしくはサプライ本体と接続)は端子が背面なので奥行きをそこそこ必要とします。本体サイズはコンパクトですが本体まわりにはスペースを必要とするタイプですね。

寸法のみだと小型でいいな、となる方が多いと思いますが、実は寸法のみからは見えないスペースが必要です。

接続順について

最終的に決定したレイアウト図、私にとっての設計図ですね。

■ ギター

■ FREE THE TONE / JB-21 / INPUT
↓ 76cm : Flat L / Flat L
■ Fulltone / CLYDE Deluxe Wah
↓ 60cm : Flat L / Flat L
■ Xotic Effects / Ep-booster
↓ 24cm : Flat L / Flat L
■ FREE THE TONE / SILKY GROOVE
↓ 38cm : Flat L / Short S
■ BOSS / ES-5

・LOOP 1 : FREE THE TONE / RED JASPER
S : 28cm : Short S / Flat L
R : 24cm : Flat L / Short S

・LOOP 2 : FREE THE TONE / IRON FOREST
S : 22cm : Short S / Flat L
R : 15cm : Flat L / Short S

・LOOP 3 : 320 design / Brown Feather
S : 54cm : Short S / Flat L
R : 42cm : Flat L / Short S

・LOOP 4 : BOSS / DD-7
S : 60cm : Short S / Flat L
R : 53cm : Flat L / Short S

・LOOP 5 : FREE THE TONE / COSMIC WAVE
S : 30cm : Short S / Flat L
R : 33cm : Flat L / Short S

・TUNER : peterson / STROBO STOMP HD
S : 39cm : Short S / Flat L

・OUT
↓ 43cm : Short S / Flat L
■ strymon / FLINT
↓ 28cm : Flat L / Flat L
■ FREE THE TONE / JB-21 / OUTPUT

■ アンプ

Total : 669 cm

パワーサプライについて

実測値を測ってからそれを目安にどこに何を接続するか仮決め、接続してみてサウンドチェック、出音に違和感、問題がなければそこで決定、っていう感じで決めています。

今回は Xotic / Ep-booster、Fulltone / CLYDE Deluxe Wah が9~18V対応のため、そこはその2つが最優先になりますが、一応どちらも左右の端子で試しつつ、コレはこっちが良いな、という方で決めています。

まずは定番の 9V、必要あらば 12、18V へチェンジ可能ということで完成時すべての位置でチェックの後、発送時は 9V にしています。

標準サイズのチューナーに助けられる

アルモアできっちり詰めると個数が11個になる、というのはわりとあることで今回もまさにそのケースでした。パワーサプライからの供給は10個、1口足りないんですよね。

ここも打ち合わせの結果、チューナーのパワーサプライ供給機能で対応、となりました。

今回は peterson ですが tc electronic もミニではないサイズですと1口供給が可能です。

先のレイアウト図、実は strymon / Ojai の隣にはもうひとつ Ojai を入れられるスペースがあるわけですね。そんなやりとりもあった名残です。

peterson / STROBO STOMP HD から BOSS / DD-7 へ電源供給、入換のある部分、ということで近くのチューナーから電源を取ることで仮に DC ケーブルの長さが足りない場合も入換しやすい、主に BOSS コンとの入換予定スペースということでしたので BOSS コンがハマる長さのDC ケーブルで合わせています。

後の変更も比較的容易に可能、そしてなによりスイッチャーが BOSS / ES-5 ですのでエフェクターの接続順は問わない、というところがもっとも激しくフレキシブル、すごいスイッチャーだと思います。

かさ上げでかわす DCケーブル端子

独特の形状、というのはこれまでの普通が当てはまらなかったりするもので。

筐体の手前につまみがある、ヘッドアンプ的なつまみ配置の 320design / Brown Feather。

筐体もそこそこ大きめで手前にもスペースを必要とするわがままボディはボードの寸法上、ベタ置きだと収まりません。でもここしかない、という位置。

strymon 系もかさ上げしないとフラットなプラグの接続が不可になる機種が多いのでFLINT はかさ上げマスト。

FREE THE TONE / RED JASPER はスイッチャー接続ですので単体操作の必要がないのでベタ置き。

上部から出るDCケーブル接続部分をかわすカタチで320design / Brown Feather をかさ上げ、こうすることで縦に一列配置が可能となり、なおかつ手前のつまみも操作しやすい、ボードの蓋に干渉しないギリギリまでかさ上げしています。

塗装はマット、つまみはクリア、かっこいいペダルです。ここは山、谷、山みたいな地形になっていますね。

ギリギリ、タイトな配列で要塞感が出せたかな、と思います。

大変なほどに製作はおもしろい、エフェクターボードって良いモノですね。

中野 敏 様、本当にありがとうございました!


■ HNEBD 地獄通信 -お知らせ- ■

最近、メールが送れない、2回送ってやっと届いた、というご連絡をいただいております。ご迷惑おかけしてしまい大変申し訳ございません。

通常、当日、翌日には返信させていただいておりますので、返信が来ていない、という方がもしいらっしゃいましたら、お手数おかけしてしまい申し訳ございませんが、再度送っていただくか、お電話 090-5076-0814 でも対応可能です。大変恐縮ですがよろしくお願いいたします。


★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを  「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。

★ 過去製作は Instagram に載せていますのでチェックしていただけると嬉しいです。
→Instagramはこちら

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

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