ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
最近、アウトドアテクニック図鑑という激しくおもしろい本を読みました。私がしたいのは完全にこっちだな、とあらためて思った次第です。
なんのこっちゃですが、今年はなかなかな荷物で行くキャンプよりリュックひとつで行くキャンプにしよって話です。
さて、今回は最近の製作からのご紹介です。札幌市の藤田 周平さまのエフェクターボードを製作させていただきました。
以前ご紹介したこちらのボードもなかなかギリギリで…(⇒こちら)、そうそうこれ以上はないだろうと思っていたところ、さらにギリギリなボードになりました。
完成したボードはこちらです。
寸法とレイアウトの事前の打ち合わせはメールから始まります。
今回はアルモア、PS-3Cをお持ちということなのですが、まず寸法でアウト~!入らない計算だったんです。
ただ、とてもギリギリなアウト具合でなんとかなるかもしれない、、、という淡い期待から、現物合わせで確認させていただくことになりました。
製作可能かどうかは合わせてみてから、というケースですね。ケースだけに。あ、あぁ…。
そして、実際の現物合わせ。
レイアウトはこれ以外では入りません、というカタチでしたが、DC端子をかわせばなんとかなることが判明。実際に使うときの状況を確認してOKをいただきました。
問題は高さもでしたがこれも実にギリギリ。
なんとかなりそう、、、いやなんとかする、、、といういつにも増してエキサイティングな製作でした。入るか入らないか、大変そうな製作ほど興奮するんですよね。
下に絶対に触れてはならないDC端子やプラグがあるのでかさ上げは杢材です。踏んだ勢いでしなって触れたりして、機材を破壊する可能性はもっともあってはなりません。
実はこのボード製作中の記事が⇒こちらでした。
接続順はこんな感じになっています。レイアウト上、左から右に流れていく感じです。
■ ベース
↓
・CAJ / in and OUT (INPUT)
↓
・KORG / DT-10
↓
・EBS / MULTI COMP
↓
・TECH21 / SANSAMP BASS DRIVER DI
↓
・Ibanez / TS-9B Bass Tube Screamer
↓
・SOURCE AUDIO / BASS ENVELOPE FILTER → HOT HAND3
↓
・CAJ / in and OUT (RETURN)
↓
■ アンプ
別アングルもギリギリです。
パワーサプライはFREE THE TONE / PT-1Dです。
サプライ上のACアダプターはPT-1Dに付属の純正アダプター。DC端子を使用するためのものです。
側面にチラリと見えているのはSOURCE AUDIO / HOT HAND3のワイヤレスリングを充電するためのアダプターです。
コレが超おもしろいぶっ飛びアイテムなんですよね。指にリングのようにはめて手の動きに合わせてエフェクト具合も変化する、というものです。青く光るのでパフォーマンスとしても有効なおもしろい機材です。
楽器店時代に扱っていた時も「ぶっ飛んでるなー」と思っておりましたが、やはりぶっ飛んでます。
無事すべておさめることができて本当に楽しい製作でした。まぁ、製作は毎回楽しいのですが(笑)
藤田さま、本当にありがとうございました!