札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
小学生の頃にオジギソウを育てていたのですが、先日資材を仕入れにいったホームセンターに売っていたので久々に買って帰りました。
礼儀正しくお辞儀する、そのわりに茎には鋭いトゲがあって、花が咲いたらすんごい綺麗、いろいろトガっててこれ以上にナイスな植物はないんじゃないか。
さて、そこそこ前になりますが単体でジャンクションボックス製作のご依頼をいただきました。ボード製作のご依頼時に主に作っているモノですね。
今回はそのお話です。
エフェクターボードにペダルを配置する際、操作性を優先するとシールドが挿しずらい、スイッチャーがあると出力に挿しずらい、ギチギチタイトにするとそもそも挿せない、そんな時、入出力を一カ所にまとめて端っこに置くとスマートにインプット、アウトプットが可能になる、というのがジャンクションボックスですね。
今回はサイズのご指定、接続位置などをご指定いただき製作させていただきました。
筐体は HAMMOND / 1590A、サイズは 39 x 93 x 31mm です。
ジャックが向かい合えないサイズですのでたがいちがいと言いますか、反対の面はこんな感じになります。
筐体に穴をあける際は全体をマスキングして穴をあける位置をマジックでマーキングします。
そして、
#1. 穴あけ位置に迷いなくポンチ
#2. 2mm で下穴をあける
#3. 4mm で少し広げる
#4. ステップアップドリルで広げてく
ステップアップドリルというのはマシンロボでいうロッドドリルロボの頭みたいなちょっとかっこいいヤツですね。値段もちょっとかっこいいヤツ。
やや話がそれましたがステップアップドリルという名前のとおり、
4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、10mm、12mm とボコっ!ボコっ!ボコっ!と穴を広げていってくれる便利なモノです。
なんですが、筐体が小さいとこれが使えません。
広げたい 12mm のドリル位置に到達する前に筐体の反対の面も掘っちゃうわけです。景気良く掘ってくと失敗する、そんな危ない罠があります。
そこそこ広げたらしっかり位置を合わせて 12mm のビットで穴を広げて穴は完成です。すぐ近くにホームセンターがあってよかった。
ボードに組み込むというお話しでしたので、裏面にマジックテープを貼って納品となりました。
HAMMOND / 1590B (60 x 112 x 31mm) 、こちらの穴あけはステップアップドリルで OK、このサイズですと最大4回線まで製作可能です。
と、こんなご依頼も受け付けております。久米田 純 様、ありがとうございました!
■HNEBD 地獄通信 -お知らせ-
★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。
★ 過去製作は Instagram に載せていますのでチェックしていただけると嬉しいです。
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