札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
『大きなヒキガエル』という血湧き肉躍るネーミングのガチャが出ました。硬貨5枚の高額ガチャですが、現物を手にするとマジこの値段でいいんですか?ってくらいのサイズとクオリティ。
塗りもすばらしく重めなのもナイス、ネイチャーテクニカラー史上、個人的に過去最高かも。
さて、今回も最近の製作例のご紹介です。
大阪府の伊藤 良哉 様のエフェクターボードを製作させていただきました。いつも本当にありがとうございます!
ボードのサイズは W450 x D300 mmです。以前製作させていただいたボードを元にエフェクターの入れ換え、さらに MDF 材の角を丸めて、木口を黒く塗っています。
なかなかタイトな配置です。ボードのサイズはそのままにエフェクターが偶然にもピッタリフィットしてくれています。
左側面です。
右側面です。
背面から。
strymon / FLINT の LEFT OUT がアンプへの接続位置ですのでパッチケーブルは極力地を這わせています。
・ ギター
↓
・ tc electronic / polytune (チューナー)
↓ switchcraft Flat L / Flat L : 9cm
・ CULT / Ray (オーバードライブ)
↓ switchcraft Flat L / Flat L : 10cm / Crank
・ King Tone / FUZZ (ファズ)
↓ switchcraft Flat L / Flat L : 11cm / Crank
・ electro-harmonix / Soul Food (オーバードライブ)
↓ switchcraft Flat L / Flat L : 11cm
・ tc electronic / QUINTESSENCE (ハーモナイザー)
↓ switchcraft Flat L / Flat L : 34cm / Crank
・ strymon / Ola (コーラス)
↓ switchcraft Flat L / Flat L : 17cm
・ strymon / FLINT (リバーブ / トレモロ)
↓
アンプ
Total. 92cm
パワーサプライは VooDoo LAB / PEDAL POWER 2 PLUS です。実測値を測り、目安で仮決め、実際に試して接続位置を本決めしていきます。
DIPスイッチは今回すべて NORMAL です。
DC端子の 5、6 は 9V / 250mA ありますので今回の strymon は供給可能です。
一見、大きいパワーサプライなんですが実際にボードに配置すると案外コンパクトに収まります。
カタログ表記上、0.9kg と重めではありますが、このパワーサプライの音、というのがある激しくナイスなモデルです。
DCケーブルの接続向きをこんな感じで固定すると安全に抜きやすく、挿しやすくなります。
エフェクターの入出力、DC端子がすべて上部にあるタイプはDCケーブルのプラグ形状はストレートじゃないと入らない場合があります。
かさ上げすることで L 字でも接続可能になる場合もあります。
木口は黒く塗って、裏面も少し塗っています。
マスキングテープはボード製作の色々な場面で多用していますが、これがもっとも正しい使い方かもしれません。
と、こんな感じで製作させていただいております。
伊藤 良哉 様、今回もありがとうございました!
■HNEBD 地獄通信 -お知らせ-
★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。
★ 過去製作は Instagram に載せていますのでチェックしていただけると嬉しいです。
→Instagramはこちら