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危険!エフェクターが故障する原因

こんばんわ、ヘルニアエフェクトボードデザインの根尾です。

「全部の口を使わない時が要注意!」

「音が出なくなった!」というトラブルのご相談があったので、これは早めにご紹介せねばと思い、急遽内容を変更してお送りします。

実は注意が必要な電源の取り方についてです。

コレですね。タコ足電源。正しい呼び名は電源分配ケーブル

DCスプリッターケーブルなど、ACアダプターの端子に繋いで1つのACアダプターから複数のエフェクターに電源供給できるようにする便利アイテムです。

3口、4口、5口、と色々種類がありますが、その口を全部使う場合、ACアダプターの電力許容範囲を超えなければトラブルは少ないです。

ただし今回はそのパターンではなく、「全部の口を使わない」場合の注意点です。

けっこうお見かけするケースですので、ぜひ確認してみてください。

 

「使わない口にはキャップを付ける」

むき出しのDCケーブルの先が、ボードのフチなどなんらかの金属に触れてしまった場合、ショートしてしまうことがあるんです。

今回のお問い合わせのあった「音の出ない原因」がまさにこのパターンで、残念ながらエフェクターの基盤の一部が焼けてました。

便利なモノも一歩間違うと、大切な機材を壊してしまうことになってしまいます。

・個数にあった分配ケーブルを選ぶ
・余った口は新品についているキャップをしたままにする
・キャップがなければ絶縁テープで巻き、金属に触れないようにする

これが大切です。

基盤が焼けるほどのトラブル時は煙が出たりコゲくさかったりします。 最悪、火事になる可能性もありますので本当にご注意ください。

 

「電源の規格にもご注意を!」

ついでにもう1つ。

コンパクトエフェクターの多くは9Vが一般的ですが、 同じ9Vでも、

・センターマイナス
・センタープラス

という規格の違いがあります。

エフェクター側、アダプター側に必ず表記はされていますが、そのマークがなかなか紛らわしいと言うか、小さくてわかりにくいと言うか、よく見ないと見えない感じなのです。

これも間違うと故障してしまう場合がありますので、センターマイナスのエフェクターにはセンターマイナスのアダプター、センタープラスのエフェクターにはセンタープラスのアダプター、と必ずエフェクターとアダプターの規格を合わせて使って下さい。

危険性を優先して説明が最後になってしまいましたが、9Vのエフェクターには9VのACアダプターを使用する、本体表記の V ( ボルト) 数は必ず合わせる、というのが大前提です。

18VのACアダプターは、エフェクター側が18Vに対応していなければ使用してはいけません。 これも故障の原因となります。

HNEBD からの緊急のお願いでした。

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