こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
急にアホみたいに雪が降ってちょっとパニックです。結局降る量は毎年一緒なんですかね。雪の少ない昨今から一転、ペース配分を考えてほしいもんです…。
はい、先日のNAMM Showで発表された最新のペダルのサンプルが届きましたので、さっそくご紹介したいと思います。
海外の最新情報はだいたいインスタで知るのですが、初めて見た時は本当にびっくり!激しくワクワクしました。こちらですね。
言わずと知れたポール・ギルバート大先生のシグネイチャーペダルです。
私は中学生の時に初めてMR.BIGを聴いて「なんてかっこいいんだ…」と夢中になっていたわけですが、40代近辺の方々は青春時代のバンドの1つなんじゃないでしょうか?
シグネイチャーのエフェクターはIbanezからフランジャーがありましたが、今回は遂に、遂に、ファン待望の歪みペダルです。
話題性もデカいのですが、その仕様、音、柔軟性がすごくて、個人的にもんのすごく気に入りました。
ポール・ファンを抜きにしてもとてもナイスなペダルになっています。
コントロールは6個です。
えー、さんざん好きだと言って三週にもわたってご紹介してきたMXR3機種のつまみの数を、全部足してもかないませんー。
一般的なつまみもあれば、JHS Pedalsならではのちょっと変わったコントロールもあるのが特徴ですね。
・VOL:ボリューム
全体のボリューム、出力レベルのコントロール。
・MID:ミドル
MID FREQで調整した帯域のミドルのゲインをコントロール。このつまみが激しくナイスです。
・DRIVE:ドライブ
オーバードライブのコントロール。わかりやすいです。
・TONE:トーン
トーンのコントロール。良い効き具合です。
・MID FREQ:ミッド・フリーケンシー
MIDコントロールの帯域、中心周波数を400Hz~7.5kHzの間で設定できます。
このつまみも非常ににナイスです。
・PUSH:プッシュ
回路への入力ゲインのコントロール。
プリアンプ的なもので、DRIVEコントロールとの兼ね合いがキモになります。ここがJHSならではと言うか、ちょっと変わっている部分ですね。
レスポール、テレキャスター、リッケンバッカーとキャラクターの異なるギターで試してみましたが、何がすごいって「どのギターでもこのペダルの良い部分が出せる」という点です。
キレのある歪みが作れるんです。
ポール・ギルバート本人のボードにプロトタイプが載っていたのですが、そのつまみのセッティングがこちらです。
レスポール、テレキャスターだとこのセッティングでズバっとハマる感じです。気持ちいい歪みがグッときます。
リッケンバッカーは、ボディもネックもメイプルなので出音がちょっと硬いです。
その硬さが好きな方も多いと思いますが、硬過ぎてちょっと、、、という場合にはMID FREQとMID、TONEで調整するとその硬さをも中和できます。
この感じは以前ご紹介したミドルに特化したイコライザー、JHS Pedals / HAUNTING MIDSにも似た効果が狙えます。
ハイがきつくて耳に痛い部分をミッドコントロールにより抑え、ミドルが持ち上がるとグギューっていうジューシーさが出ますからね。
TONEしかないエフェクターだと、使うギターによってはモサっとしてしまう事もあるのですが、そこを消してどんなギターにもハマる歪みが作りやすい、というのがこのPG-14の印象です。
ポール・ギルバート本人の試奏動画、どう聴いても本人が弾くと明らかにポールの音!って感じでエフェクターの音としての参考にはなりませんでしたが、このペダル、本当にいいと思いますよ。
ちなみにこちら、他のJHS Pedals同様、電池は使えません。ACアダプターまたはパワーサプライ、センターマイナス9Vでの駆動です。