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NAMM 2020 発表の最新モデル、JHS Pedals / PG-14

こんにちわ、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

 

急にアホみたいに雪が降ってちょっとパニックです。結局降る量は毎年一緒なんですかね。雪の少ない昨今から一転、ペース配分を考えてほしいもんです…。

はい、先日のNAMM Showで発表された最新のペダルのサンプルが届きましたので、さっそくご紹介したいと思います。

海外の最新情報はだいたいインスタで知るのですが、初めて見た時は本当にびっくり!激しくワクワクしました。こちらですね。

JHS Pedals / PG-14 – Paul Gilbert Signature Model –

言わずと知れたポール・ギルバート大先生のシグネイチャーペダルです。

私は中学生の時に初めてMR.BIGを聴いて「なんてかっこいいんだ…」と夢中になっていたわけですが、40代近辺の方々は青春時代のバンドの1つなんじゃないでしょうか?

シグネイチャーのエフェクターはIbanezからフランジャーがありましたが、今回は遂に、遂に、ファン待望の歪みペダルです。

話題性もデカいのですが、その仕様、音、柔軟性がすごくて、個人的にもんのすごく気に入りました。

ポール・ファンを抜きにしてもとてもナイスなペダルになっています。

柔軟に対応してくれる、的を得たコントロール軍団

コントロールは6個です。

えー、さんざん好きだと言って三週にもわたってご紹介してきたMXR3機種のつまみの数を、全部足してもかないませんー。

一般的なつまみもあれば、JHS Pedalsならではのちょっと変わったコントロールもあるのが特徴ですね。

・VOL:ボリューム
全体のボリューム、出力レベルのコントロール。

・MID:ミドル
MID FREQで調整した帯域のミドルのゲインをコントロール。このつまみが激しくナイスです。

・DRIVE:ドライブ
オーバードライブのコントロール。わかりやすいです。

・TONE:トーン
トーンのコントロール。良い効き具合です。

・MID FREQ:ミッド・フリーケンシー
MIDコントロールの帯域、中心周波数を400Hz~7.5kHzの間で設定できます。

このつまみも非常ににナイスです。

・PUSH:プッシュ
回路への入力ゲインのコントロール。

プリアンプ的なもので、DRIVEコントロールとの兼ね合いがキモになります。ここがJHSならではと言うか、ちょっと変わっている部分ですね。

実際に弾いた印象

レスポール、テレキャスター、リッケンバッカーとキャラクターの異なるギターで試してみましたが、何がすごいって「どのギターでもこのペダルの良い部分が出せる」という点です。

キレのある歪みが作れるんです。

ポール・ギルバート本人のボードにプロトタイプが載っていたのですが、そのつまみのセッティングがこちらです。

 

レスポール、テレキャスターだとこのセッティングでズバっとハマる感じです。気持ちいい歪みがグッときます。

リッケンバッカーは、ボディもネックもメイプルなので出音がちょっと硬いです。

その硬さが好きな方も多いと思いますが、硬過ぎてちょっと、、、という場合にはMID FREQとMID、TONEで調整するとその硬さをも中和できます。

この感じは以前ご紹介したミドルに特化したイコライザー、JHS Pedals / HAUNTING MIDSにも似た効果が狙えます。

ハイがきつくて耳に痛い部分をミッドコントロールにより抑え、ミドルが持ち上がるとグギューっていうジューシーさが出ますからね。

TONEしかないエフェクターだと、使うギターによってはモサっとしてしまう事もあるのですが、そこを消してどんなギターにもハマる歪みが作りやすい、というのがこのPG-14の印象です。

ポール・ギルバート本人の試奏動画、どう聴いても本人が弾くと明らかにポールの音!って感じでエフェクターの音としての参考にはなりませんでしたが、このペダル、本当にいいと思いますよ。

ちなみにこちら、他のJHS Pedals同様、電池は使えません。ACアダプターまたはパワーサプライ、センターマイナス9Vでの駆動です。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

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