ブログコンテンツ

おすすめのギグケースと移動時の注意点

札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。

暑くなるのが早かったから寒くなるのも早いな、と油断してしたところまた暑い。年々暑くなっていく北海道からです。

さて、今回は久々によくあるお問い合わせシリーズです。

Q : ギグケースのおすすめはありますか?
A : 個人的には mono がおすすめです。

これが本当に良くて、おすすめの理由を。

10年経ってもヘタらない、『mono』

昔の話ですが、楽器店で働いていた頃、『ケースが壊れた』ってことでご来店される方も多かったんですよね。

・ジッパープルの破損
・ジッパー自体がダメになる
・持ち手がちぎれる
・縫い目のほつれで中が見えちゃってる
・エンドピンの当たる部分に穴が空いている
・ショルダー部分とケースを止めるパーツの割れ

などなど、色々な不具合をたくさん見てきましたが、販売後もこういったトラブルは聞いたことがない、この手の対策がされているギグケースが mono と NAZCA でした。

買い換えしないようなモノを最初に手に入れると永く使える、これは結果としてお財布にも優しい、というのはすべてに共通するモノだと思います。

私は mono / M-80 というのを使っています。

そういえばコレ、いつから使っているんだろうと仕入の履歴を遡って調べてみたところ 2014 年 6 月。丸 10 年経っていました。

毎日使ってきたわけではありませんが、そこそこ頻繁に使っての 10 年、ゴム製のパイピングに割れは見られますが支障はなく、不具合もなしです。

良い点、悪い点、あれこれ

見た目はけっこうボッテリしていますが、その分安心感があります。

悪く取るとけっこうデカくなります。

ケース内にタフなネックレストがあるというのが激しく重要でヘッドに角度のついたレスポールなどでもわりと安心です。

マジックテープ式でネックレストの位置の移動ができるタイプではありませんが、フラフラしないのでしっかりとした安定感があります。

ポケットもなかなかの容量で別途カバンを持ちたくない人はとくに良いと思います。

分散しない分、運ぶ荷物数は少なくなりますが、重くもなる、どっちを取るかですね。

足りない場合はオプションで M80 GUITAR TICK V2 というペダルトレイン / ナノがそのまま入るサイズの後付けケースがありますので拡張性もナイス。

便利ですがコレ、取り付けられるモデルが限られるのと、ちょっと高いのがネックです…。でも便利。

ケースを立てた時に上にくる部分に秘密のポッケ的な収納スペースもありますが、秘密感からかマチもほぼなくここは正直使いづらいです。

本体を開ける時のジッパープルの止める位置によって混同しがちってのもなくもなく。

ですが、中に吊るして保管も可、的なフックがありますのでここにこんな風な感じのピックケースをつけると取り出しやすくしまいやすいです。

アレ、ピックどこ行った?ってことも少なくなる気がします。

ピックポケットはケース内にも元々ついていますが、私は別に用意しています。

吊るし保管時もジッパーが 2 つあるので挟むように閉めると秘密ポッケにホコリが入りにくいようにできるってのもすごいなーと思います。

持ち手も縫いだけだとほどけることがある、かしめるだけだとモゲることもある、こちらは縫ってかしめられているので超頑丈です。

背負わない時はショルダーストラップを収納できるので片側のみ、手持ちのみ、とちょっとスマートにすることもできます。

移動時の注意点

ケースがタフでも倒せば最悪、中で折れることもゼロではありません。楽器の取扱はどんな時も慎重に行うのが安全です。

万が一倒れて一見大丈夫でも、弦がフレットに縦のヘコみ跡をつけることもあります。

上に荷物が乗っかっちゃったりしても起こりうるので移動時はフレットガードの併用がおすすめです。

今でこそ市販品で普通にありますが、私は10代の頃、Suhr のギターが入荷してきた時にケースを開けるとフレットレスなのか!?と一瞬マヌケな勘違いをしたことがあります。

それがまさにフレットガードだったんですね。持ち運びが多い方は絶対的におすすめです。

いたれりつくせりですね。ちょっと重いかもですが安心感は抜群ですのでオススメです。

■ HNEBD 地獄通信 -お知らせ- ■

★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを  「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。

★ 過去製作は Instagram に載せていますのでチェックしていただけると嬉しいです。
→Instagramはこちら

『全都道府県に製作実績を』を今後の目標にしておりますので、日本全国よりご相談、製作のご依頼、心よりお待ちしております。フォローしていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いいたします。

根尾悠のヘルニアエフェクトボードデザイン

 

関連記事

  1. 【エフェクトボード】入れ換え時の注意点
  2. 長さは自由、シールド、ケーブル製作
  3. エフェクターの電圧、極性、電流
  4. アルモア・マジック、要塞感を演出するの巻
  5. エフェクターボードのクリーニング内容
  6. 画像からの診断依頼、音を良くするには
  7. 異色なペダルの移植作業
  8. RAT、それはボードの組込みを拒否するかのような裏面

最近の記事

PAGE TOP