札幌のエフェクターボード製作屋、ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
私、めったに緊張しない人間なのですが、これ以上ないくらい緊張した演奏会が終わって帰った日はソファでそのまま朝まで寝て風邪をひく、シラフでこんなことあるんだな、という今です。
さて、先日参加したライブで入換も手伝っていると『おぉ!』っとなったことから勝手に今回はちょっとイレギュラーなマイクの回です。
マイクもボーカリストにとっては大きく効果の変わるエフェクター(どっちかと言うと楽器か…)と言ってもいいくらいのアレだと思います。
遡ることどれくらい前だったか。私が楽器店にいた頃、近隣どこもやってない良いモノはないかと店のパソコンで日々検索していた時に発見、仕入れてびっくり、なんて最高なマイクなのだろうと感動し、それ以来、おすすめのマイクは?と聞かれると必ず “TELEFUNKEN / M80” と答えています。
コンデンサマイク並みに良い、みたいによく書いてあるのですが、感度がすごいんです。
そこまでシビアにならなくても良いコンデンサマイク風、と言っても過言ではないほど綺麗にひろってくれます。
当時、SHURE / Beta 57 を使っていた方にコレをおすすめした時、ものすごく楽に歌ってもきちんとひろってくれる、というご感想をいただきました。
繊細でウィスパーな声も Beta 57 ほどマイク位置、声量を気にしなくてもしっかり出るのがとても良い、とご購入いただいたことがありました。
取扱当時はラバーグリップで最初にご購入いただいた方と今年数年ぶりに再会した時、加水分解でネトネトになったけど、音は最高だった!と複雑なご感想もいただきましたが、現在はメタルグリップになっているようです。カラーバリエーションも豊富で。
お好みの分かれるピッカピカなグリルは演歌歌手みたいと言われたこともありましたが私はかっこいいと思います。激しく。
太くてデカく、そこそこ重量(430g)のあるマイクです。ですので、マイクスタンドに取り付ける際のホルダーは専用となります。
冒頭の話に戻りますが、入換でこのマイクをご持参の方がいらっしゃったわけですね。
明らかにヌケの違う音、バンドに埋もれない音、他の楽器とかぶらないバランス、やっぱりすごいなー、と再度実感しました。
余談ですが、取扱当時は倉木麻衣さん、グリーンデイが使ってるっていう話が出てました。
最近仕入れていないのでアレですが、パッケージがダイナマイトみたいでかっこいいんですよね。
私もいつか一本欲しいな、と思ってすでに 10 年ほど経過しているマイクでもあります。
そのいつかがなかなかこない。
★ 2022年に製作させていただきましたギタリスト高橋 克 様のエフェクターボードを 「こちら祇園二丁目濱田製作所 様」にてご紹介いただきました。ありがとうございます。HELL NEAR EFFECT BOARD DESIGN 製のエフェクターボードの音がご本人様の演奏で聴けます。
★ 過去製作は Instagram に載せていますのでチェックしていただけると嬉しいです。
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『全都道府県に製作実績を』を今後の目標にしておりますので、日本全国よりご相談、製作のご依頼、心よりお待ちしております。フォローしていただけると大変嬉しいです。よろしくお願いいたします。